【感想・ネタバレ】ステルス交境曲 1のレビュー

あらすじ

エルフやドワーフなど、様々な種族が集まる大都会・神防町。この街でトップの業績を誇る警備会社V&Vには、とりわけ際立つ存在が。彼の名は藪雨トロマ、空気を読まないマニュアル人間にして…、透明人間!?

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傑作

成田良悟先生が原作を務める漫画作品。
成田先生といえば電撃文庫から「デュラララ!!」「バッカーノ!」「Fate / strange Fake」など、集英社からはノベライズシリーズ「BLEACH」を出版されている大物作家。そんな成田先生が描く本作も面白くない訳がなく、非常に重厚なファンタジー作品となっています。作画の天野先生も「アナノムジナ」などでご活躍され、美麗な絵が素晴らしいの一言に尽きます。

ジャンプVSの読切版から拝見して、連載当時は毎週楽しみながら読ませていただいてました。ふと成田先生の作品を読んでいる時にこの作品のことを思い出し、今になって電子版を購入。当時感じた面白さ以上に面白かったです。

さすが小説家なだけあって非常に言葉を大切にされていることが伝わってきます。見た目と中身。ファンタジー作品でこの価値観を深く追究していくことができるのは本当に脱帽です。読切版の完成度が非常に高いため、連載版はその焼き直しになりそうなものですが、遺産という新たな要素を出してより少年漫画らしさが加わった感があり、楽しく読ませていただきました。

しかしながら、少年ジャンプの読者層に噛み合うか否かは難しいところがあります。1ページあたりの文字数や説明の多さは敬遠されてしまう理由にもなりかねず、好き嫌いが分かれる作風であることは否めません。

ただやはり両先生の表現力がずば抜けているのは読めばわかるかと思います。刺した刀で毒ガス爆弾のピンを引っ掛けるシーンはおまけページを見て初めて気付かされました。すごいです。

1話ごとに裏話があるのも個人的には好きでした。短期連載で終わらせるには勿体無い傑作だったと思います。

#エモい #深い #共感する

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2024年10月23日

Posted by ブクログ

“「なっ…ならば 貴様は一体何者だと言うんだ!」
「私は私ですよ それ以上でも以下でもありません
ですが 貴女が正体を明かして下さった以上 このままではフェアではありませんね」
「………?」
「私は透明「人間」と自己紹介しましたが…申し訳ありません
あれは嘘です」”[P.41]

なんでこれが打ち切りになってしまったんだろうってくらい面白い。
キャラが立った登場人物や複雑な世界観がまさに成田さんという感じ。
皆が主人公ってほんと好き。

“「1日ぶりだね!覚えてるかい?」
「……失礼しました」
「まあそう怖がらないで」
「増えた!?」
「ははは ただの歩法と残像と幻術の組み合わせだよ」
「ええええっ!?
ひーとーごーろーしー!」
「そうだよ?覚えててくれてありがとう」”

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2014年08月09日

Posted by ブクログ

本誌で一話を見て面白そうだから買ってみました。
絵がカッコイイ。透明さんもかっこいい。
メガネっ子も可愛い!けど…今の所主人公が良くわからないな~

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2014年08月20日

Posted by ブクログ

単行本でまとまったものを読んでみると、連載時ほど悪い印象はない。
が、原作者が週刊少年ジャンプの原作をよく理解できていなかった事によるさまざまな影響が積み重なったのだろう。
結果として出来た作品は、各話で評価されるシステムで現在の連載陣を相手に生き残れる物ではなかったと納得できる。

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2014年08月09日

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