あらすじ
名古屋でフィギュアスケートに打ち込む小6の竹中朱里。だが、レッスン費用がかさむスケートを辞めさせたい両親に「バッジテストで5級に受かるか、県大会で3位以内に入らない場合はクラブを辞める」という条件を出される。バッジテストに落ち、県大会でも大きなミスをし、絶体絶命の朱里に、スケート連盟からある提案がなされて……。氷上の妖精にあこがれ、熾烈な競争をくぐり抜けていく少女たちの日々を活写。緻密な取材に基づき、フィギュア王国・愛知県を舞台に描いた<リアルなフィギュアスケート小説>!
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Posted by ブクログ
全日本フィギュアをTVで観ながら読んだので、今滑っている選手達もこんな風にジュニア時代を頑張ってきたのかなぁと感慨深いものがありました。
スケートはお金のかかるスポーツだから、朱理の母親の気持ちもわかるし、インフルエンザでバッジテストを受けられない朱理に対して言った父親の「パパは朱理に、理不尽なことにも耐えられる、強い子供になってほしいんだ」の言葉に、グッときました。
親世代に共感してしまうあたり、年を感じてしまうのですが、やっぱりスポーツ根性ものはいいですねぇ。