【感想・ネタバレ】少女と武者人形のレビュー

あらすじ

屋根裏部屋の武者人形が持つ剣に血が噴き出した時、家族が死ぬ。彼女はそう信じ込んでいる。揺れ動く思春期の少女が入り込んだ心の迷路と夢魔の世界。不気味な結末の表題作をはじめ、いつまでも回り続ける大きな回転扉の向こう側の世界を描く「回転扉」や、死ぬまで街中を競歩し続ける男が主人公の「ねじおじ」など、風刺が冴える奇妙な味の幻想譚12編を収録。

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Posted by ブクログ

私が持っているのは文春文庫版。
出版芸術社の「夢の中へ」(ふしぎ文学館)にも、全作品が収録されています。

今読むと、少々甘いかなとも思うし、基本的にオチがないから、
物足りない人もいるとは思う。

収録作の中で、『友達はどこにいる』は傑作。
これ一作だけでも読む価値あり。
哀しい話なんだけど、共感してしまう。

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2010年10月09日

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