【感想・ネタバレ】社奴のレビュー

あらすじ

大手建設会社の営業課長家田幹朗は、常務の懐刀として社内で最も汚い役を一手に引き受けている。ある日、大臣愛人の隠れ家を訪ねると彼女の他殺体に出会う。一方、建設業界の贈収賄事件を担当する特捜検事隅野は、同学の友・家田を焙り出す。同じ学舎で青春を共有した友が社会の四方に別れ、支配階級の政財界汚職に巻き込まれていく。会社の奴隷が抉る人間の悲哀、一寸の虫と巨悪の壮絶な闘い。

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Posted by ブクログ

我ら団塊の世代は、家族を捨てひたすら会社のために身を火の粉にして尽くした。それが恰好いい男の生き方だった。
それで高度成長日本を築いて来た。それが何故悪い。日本のカッコいい男は皆社奴だった。
この人(森村)幾つ?とあとがきを見て思った。そして成程!と納得した。女は三界に家なしと言って憚らない戦中派
だはないか!?

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2017年09月01日

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