【感想・ネタバレ】鳥取雛送り殺人事件のレビュー

あらすじ

新宿歌舞伎町で起きた殺人事件の第一発見者となった浅見光彦。遺留品の藁細工に着目し、被害者が雛人形作家だと知る。ところがその直後、今度は若い刑事が鳥取で行方不明に。浅見は謎の迷宮から抜け出せるか。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

3/3にお昼の再放送枠で。大好きな辰巳琢郎さんバージョン。やっぱ、この人が一番「坊ちゃん」にあってるなあ。知的な感じと坊ちゃん坊ちゃんした感じが。
「鳥取の門跡尼寺ですごいものをみてしまった。人生が変わるような……」とつぶやいてから、おかしくなり母と離婚した父。その足跡を、同じ人形師の娘が、浅見光彦と一緒にたどっていく物語。
父のつぶやきがミステリアスで、「どんなものを見たの~?」と気になって、最後まで見てしまいました。
門跡尼寺の別院が廃仏毀釈で神社になったという神社で、ご神体が親王びなのひな人形。その人形が類稀れな素晴らしい人形だった、という話。しかも、それを守っていた門跡さんという人が謎の存在かつ、哀しい存在で心に残る話でした。

ところで、ミステリーって、「冒険」の一種なのかな? 浅見光彦がヒロインと一緒に神社に忍び込むシーンでそう思った。ご丁寧に、ご神体の親王びなは隠し廊下の奥の隠し部屋にあり、謎の十二単を着た女性がいたり。妖しげな儀式を見学したりとか、ヒロインが危ない目にあって助けようとしたりとか、観光もあったりとか、旅プロットと似てるじゃないかと気付く。今更だけど。だからミステリーってみんな好きなのかな。ハラハラとドキドキとワクワクがある、冒険と同じなんだ。

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2011年03月05日

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