【感想・ネタバレ】寒雀 照降町自身番書役日誌のレビュー

あらすじ

刀を捨て照降町の住人たちとまじわるうちに心が通じ合い、次第に町人の顔つきになってきた喜三次。そんな自分に好意を抱いてくれるおゆきに対して憎からず思うものの、過去の心の傷が二の足を踏ませて……

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Posted by ブクログ

名前を町人風の喜三次と変えて自身番の書役となり働く。
髪結床、猫字屋では、おたみが亡くなった人徳ある岡っ引きの夫が連れてきた孤児を育てている。

第二巻は、おたみの次女が、大店の拐かされた娘では?と、事件がおこる。

おとなしい仙三が昔いじめられた相手が野垂れ死そうになっているところを救うのだが。

弱者側、強者側、それぞれ人は立場の違いで思い出も違う。弱いものがただ損をするのか。
その思いやりの深さを認める照降町の住人に優しく支えられる。シリーズ第2弾。

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2021年03月15日

Posted by ブクログ

「ででふく」はよく出来た話だった。
作り物っぽいと意味ではない。
ところてんがのどを滑り落ちていくような、
流れるような感じ。
後味は決して甘くないが。

喜三次が金のために抜け駆けしようとした男を
怒ったのは今までの喜三次の印象と違い、
少し唐突に感じたが、
武士だった過去の話がからんできたので、
次作が楽しみだ。

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2015年04月02日

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