【感想・ネタバレ】忍びの卍 山田風太郎ベストコレクションのレビュー

あらすじ

三代家光の時代。大老の密命を受けた近習・椎ノ葉刀馬は伊賀、甲賀、根来の3派を査察し、御公儀忍び組を選抜する。全ては滞りなく決まったかに見えたが……それは深謀遠大なる隠密合戦の幕開けだった!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

徳川家光の時代。幕府隠密三派の実力試しのため、各流派の代表者を査定する密命を帯びた若侍。

こんな忍法があったら怖い。
映像化できないだろうな、これは(笑)

家光時代の陰謀といえば、当然のごとく、あの兄弟間の確執。史実通りで結末は分かっているし、黒幕の謀もだいたい読めた。

構成としては巧みで完成度は高いのだが、えげつないくらい女がいたぶられて死ぬ、の連続で、それを主人公ですら許容しはじめるのがうすら寒い。

大納言卿の温情とお京の正義感だけが救い。
『辻馬車』はおもしろかったのにな。山風の忍法帖シリーズは合わなかった。

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2015年04月17日

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