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Posted by ブクログ
時代を超えてもその新しさは色褪せない。
甲賀も伊賀の精鋭たちが10対10で殺し合うという、少年漫画でよくみる設定だが、抜群におもしろい。古い本なのに、読むのが全く苦じゃない。時代物なんじゃないのと敬遠してる人はぜひ読んでみてほしい。
20人もの忍者が出てくるが、それぞれ独自の忍法があり個性も風貌も豊か。
この忍法はあの忍法には不利だけど、ほかの忍法に対しては強い、など相性があり、戦う組み合わせが考えられてる。
朧と弦之介の最期の終わり方も切なくて良い。
天膳はチートすぎ笑 好きじゃないが彼がいることで物語が格段におもしろくなってる。
個人的に好きなのは伊賀の小四郎かなあ。
Posted by ブクログ
おもしろ~い!なのに最後のこのせつない余韻は何だろう。儚く散るしかなかった伊賀と甲賀両十人衆各々の思いか、 権力の道具として弄ばれる忍者の悲しみか。それぞれの忍法を駆使する討ち討たれの隙のない展開に溜め息。忍法帖の原点だなぁ。
主役の朧と弦之介の影が薄いように感じたが、宿命に耐え忍ぶ二人の姿こそ忍者なのかも。