【感想・ネタバレ】火宅の女─春日局のレビュー

あらすじ

おふく四歳の時、明智光秀に従い織田信長を討った後、父は捕えられて処刑された。身分を隠して母方・稲葉家の養女として成長したおふくは小早川秀明の重臣・稲葉正成の後妻となる。しかし関ケ原の戦いで裏切り者の烙印を押された秀明の恨みを受け、正成は浪人となる。徳川支配が確固になると見るや、おふくは二代将軍・秀忠の正室、お江与の方に乳母として仕えることを決心した。――春日局おふくと後に三代将軍・家光となる竹千代との運命的な出会いであった。

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Posted by ブクログ

[長野の実家]

母に勧められて読みました。歴史を知らない私には、「春日の局」=「最も有名な御台所の一人」と思っていたのですが、徳川3代将軍家光の乳母だったんですね。

やや視野の狭い直情型の当人の"下から目線"で綴られた生涯記となっていて、最後まで大成した権力者としての雰囲気は殆ど無く、最後の辞世の句を読んだ時も、「あれ?これで終わるの?」といった感じでしたが比較的登場人物も絞られていて読みやすく、お陰で家光と春日の局に対する知識とより具体的なイメージを得ることができました。

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2012年08月13日

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