あらすじ
逆境こそ、またとないチャンスである。女も男も、人種も生まれも関係ない、やる気と努力で栄光をつかんだ55人のワクワクする負けない人生!
この本は15年間アメリカに暮らした私が「スゴい!」「カッコいい!」と感動した
アメリカ女性たち55人について書いたエッセイ集です。日本でも既によく知られている女性たちよりも、「もっと日本の女性にも知って欲しい」と思った女性たちを多めにしました。 また、最初から恵まれている人よりも、多くの障害を乗り越えた人を多く取り上げました。女性というだけでなく、人種、民族、貧困、身体障害、親によって絶望的に未来を阻まれたが、逆にそれによって誰よりも強くなった人々です。
女性たちは戦ってアメリカの歴史を変えてきたのです。
本書にあるように、GMやペプシ、ゼロックスをドン底から救い、生まれ変わらせたのは女性経営者でした。低迷する日本企業の救世主となれる女性たちは、その才能を発揮することのないまま、どこかに埋もれているのでしょう。
※電子版では、紙版の書籍にある写真は掲載されていません。
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Posted by ブクログ
面白くてすぐに読める。
アメリカ社会の底辺から力強く立ち上がり、社会で注目されたり、活躍したりしている女性達の話が多くチョイスされている。ドラマチック。
しかし、同時にアメリカ社会の過酷さも感じる。
先進国ほど女性登用が進んでいるということを気にしてかどうか、安倍さんの改造内閣で女性閣僚が5人になった。
子供を作れ、仕事をしろと、とかく女性に要求する風潮が強いが、どちらにしても女性自身がそれを選べて、容易に実現出来る社会体制が理想だと思う。
Posted by ブクログ
色んなジャンルで活躍する(した)55人のアメリカ在住女性を紹介する本。お手軽に読めて通勤や隙間時間に読むのに好都合。反面、もっと深く掘り下げて知りたいと思う人も多くて残念。これだけの分量じゃ記憶に残らない人も多い。
雑多すぎるジャンルを扱いすぎてるのもちょっとなぁ。単なるゴシップの主から、歴史的偉業を成し遂げた…あるいは挑む人たちを同列に語るのは違和感。もう少し分野分けした章立てがあっても良かったかも。
もう30年以上前、作者がJICC(現宝島)にいた頃の文章を読んでいたが、基本的な文体ってあの頃のままなんやなぁ、ちょっと懐かしかった。
Posted by ブクログ
確かに女性進出はアメリカの国益に多大に貢献しているし、それが強みなのだろうなと実感する。こういう本は上野千鶴子あたりがミャアミャアいうよりもよほどフェミニズムの啓蒙になっているなあ。
Posted by ブクログ
パワフルなアメリカの女性達。がさらっと55人紹介されています。
子供を二人育てながらペプシコのCEO兼会長になったインド系女性インドラ・ヌーイ。
妊娠中にyahooCEOになったマリッサ・メイヤー
etc。。。の話を聞くとすごいなぁと思うのは、日本ではまだそういう女性が少ないってことなんだろうな~。
けど一人ひとりを掘り下げているわけじゃないので
すご~いとは思うけど内容としては心に残るような感じではないので
ドラマティックだと思ったベティ・アン・ウォーターズの話の映画化されたものとか見てみようかな。
Posted by ブクログ
町山センセのライトな人物批評本。
アメリカで輝く女性55人(あまり日本では知られていない人たちばかり)を、写真付き、2ページ半ほどで紹介。雑誌の連載が元とのことで、軽快でとても読みやすい。人物の大枠を知るにはちょうどよい。
この本を読んで一番感じたことは、最下層から学力を糧に成功までのストーリーが日本ではなかなか見られない、ということ。
飛び級とかの制度ってこーゆーときにも力を発揮するのね。