あらすじ
長瀬の悪魔の誘導術などに押され、自慢のナンパテクなるものを披露することになった黒木。そして、運命の出会いを果たしたのが ── ゆかりだった。 きっとお嬢様に違いない、と思うぐらい、おしとやかで天然なゆかりに黒木は舞い上がる。だが、お約束なことに、彼女は記憶喪失という重すぎるオプション付きだった。下心むき出しに、一人暮らしの自分の家に誘う黒木。宮本達も監視を兼ねて黒木家に滞在することに。大騒ぎの共同生活が始まるのだが!?
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Posted by ブクログ
評価:☆4.5
バカ一直線な野郎どもの青春コメディ第3弾。
今巻は「大食い以外でも特技はあるわい!」と黒木が苦肉の策でナンパをした相手であるゆかりさんが記憶喪失だったというところから話は始まります。
ギャグのキレは相変わらず。
宮本と長瀬の掛け合いには思わず笑ってしまうw
ゆかりさんには許嫁がおり、記憶を失う前には結婚を嫌がっていた。それを阻止するために宮本達が奔走するのだが、途中でゆかりさんは結婚することを受け入れようとする。
皆が諦めムードの中、黒木は立ち上がる。
「俺には何もできない、何の力も無いけど・・・助けてぇんだよ!」
だから俺に力を貸してくれ、と土下座までする黒木のガッツに涙が・・・
そしてそれに呼応して立ち上がる月島と宮本。
ダチが困ってるんだから助けるのは当たり前だろうが!と友情の強さと漢の魂を見せてくれる二人にまた涙・・・
結局ゆかりさんは記憶が戻ってしまって黒木のことを忘れてしまう(これがまた切ない)んだけど、記憶を忘れる前の置き手紙にまた涙・・・この作品ってこんな涙を誘う作品だったっけ?(笑)
ギャグandバカな青春一直線!ってイメージだったから泣かされちゃった。
野郎どもの友情はやっぱいいね!次巻にも期待。
Posted by ブクログ
黒木がフルスロットルだった。もう言葉もない。
個人的には溝口とのあの終わり方は、美しい話だなとは思ったけど、悪役は悪役で終わってくれてた方がスッキリした気はする。むしろ快さんとフラグ立っても良かった。逃がした先でまさかのラブ誕生、愕然とした黒木が崩れ落ちるみたいな流れで。まあそれだと先が読めすぎるか。でも年齢的にも丁度良さげだったので、てっきりそっちのルートに入るかと思ってしまった。うーん、これは完全に私の好みだろうな。
わかりやすくはなくて、ちょっと意外な展開の気もしたけど、最終的には青春だったのでオッケーです。最後のイラスト、御馳走様でした。次巻も買います。