【感想・ネタバレ】白鳥の王子 ヤマトタケル 大和の巻のレビュー

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古代日本史を舞台にした物語

2020年06月10日

当時の歴史的背景に基づいた、ヤマトタケルのスリルある活躍が楽しめる。大和での政治的な争いに巻き込まれながらもなんとか切りぬける姿に共感できる。当時はまだ大和政権が脆弱な勢力基盤の上に成り立つ歴史的背景も描かれている。邪馬台国の東遷により生まれた大和政権との仮説を背景としており歴史好きにはたまらないス...続きを読むトーリーとなっている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年03月22日

大和王朝の王子でありながら、権力よりも自由を求めて生きようとする若き英雄、倭男具那。重臣たちの人望を集めながらも、その勇猛さゆえに、父王、兄王子から疎まれ、王権を奪取しようとする士族たちに命を狙われる。台頭した大和王朝と、それに反発する士族たちの争いが繰り広げられる激動の四世紀末、数奇な宿命を背負い...続きを読む、ヤマトタケルの青春は幕を開けた―。血を分けた兄との確執と兄弟愛、刺客との壮絶な闘い、日本最古の英雄を描く壮大な歴史ロマン。

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Posted by ブクログ 2010年07月08日

久々に読み直したけれど、やっぱりおもしろかった。
出る杭は打たれる、じゃないけれど、ヤマトタケル自身は王になる野望もないし、逆に王となる人を支えたいと思っているのに、周りはそうは思わない。頭もよく、腕も立ち、何より人に好かれる、そこがある人たちにとってはしゃくに障る、気にくわない。この本では、まだま...続きを読むだ序の口で、ヤマトタケルはこれからどんどん辛い目にあう。あー、かわいそうなヤマトタケル。
続編が数冊出ているので、読みたい。

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Posted by ブクログ 2010年01月21日

ちょこちょこUPしてますが、やっと40冊!
黒岩氏だけでもまだ10冊近くレビュー残ってるし…。
歴史物だけの紹介で1年が過ぎていきそうな予感です。

さて、今日の紹介は黒岩重吾氏の歴史小説の中でも最長の作品、ヤマトタケルの物語です。
本書は「大和の巻」「西戦の巻・上下」「東征の巻・上下」「終焉の巻」...続きを読む全6巻構成となっています。
長い!
でも私は、面白くて一気に読みました!

言うまでもなく、ヤマトタケルは半分想像上の人物と言われています。
大和政権が各地を平定していく過程の、様々な王子や将軍による英雄伝が、ヤマトタケルと言う人物に集約され、ひとつの物語になったと言われてるらしいです。

本書、黒岩版のヤマトタケル英雄伝は、いわゆる「記紀」で語られている荒唐無稽なおとぎ話ではなく、一本の筋が通った人間ロマンになっています。
もちろん神秘的な部分もありますが、あくまで現実と言う認識で、有耶無耶にはせずに描かれています。その現実と非現実の匙加減がまた巧妙なこと請け合いなのです。

有名な兄殺し、女装劇、焼津の草薙の剣の逸話がどうなっているのか、ぜひ読んで頂きたいです。
「記紀」の本筋とはちょっと違う、一味も二味も風味増しされた、新しいヤマトタケル観が味わえる小説だと思いますよ。
もちろん本筋を知らなくても、楽しめると思います。

個人的には宮簀姫がすごい事なってるやん!って驚きました。
そう来たかと…。魔性の女ですね゚д゚;
あとは黒岩氏のこれも得意技(笑)、王子を補佐する人物たちがあまりに魅力的すぎます!
ヤマトタケルの話と並行して描かれる彼らの物語も、ものっすごく濃いぃです。
特に猪喰。惚れてまうやろー。
宮戸彦や七掬脛みたいなお調子者キャラも好きですが、私はいつも、猪喰みたいな「影」のキャラに味を感じてしまいます。
オダギリジョーか松山ケンイチあたりで映像化してほしいわー!
オグナは塚本高史あたりが良いかなとか妄想。

歴史ものとしても、戦記ものとしても、人間ロマンとしてもおすすめの一冊です。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

膨大な量ではあったが、
黒岩ヤマトタケルに魅せられて
時には寝る間も惜しんで一気に完読。

ヤマトタケルを囲む従者の存在がとてもいい。

筆者想像の人物である丹羽猪喰に惚れてしまった(笑)

筆者の解釈ではあるが
これこそが事実だったように思えてならない。

というか、こうであってほしい。
そう...続きを読む思わずにはいられないほどとても引きこまれる作品だった。
自分のこの嵌り具合からして、
おそらく今後何度も読み返すんだろうなぁ^^;

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Posted by ブクログ 2009年10月09日

全6巻。

古代史いろいろ書いてる人。
やっぱりルーツは知りたくなりますよね。

まあ。
古代だから。
資料もほとんど残ってないだろうし。
多少はファンタジーな感じにもなりますわ。

ファンタジーは嫌だけど、
これは許容範囲。
ある程度人間、ヤマトタケル。
この人の著書の中で一番好き。

この人の他...続きを読むの著書もそうなんだけど、
少し変な文体。
小説っぽくないと言うか。
ぶっきらぼう。
画面転換に前置きがなかったりする。
あれってなる。
でもなんか引き込まれるのよね。
ちょいちょい。
自分の蔵書の中で異色な存在感。

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Posted by ブクログ 2011年11月06日

『大和の巻』、『西戦の巻・上下』、『東征の巻・上下』、『終焉の巻』のシリーズ全六巻。
景行天皇の皇子、ヤマトタケルの生涯を描く。

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