あらすじ
帝国ホテルは、クオリティの高いサービスで、日本のみならず世界中のVIPから長く愛され続けています。
しかし、そのサービスは一見しただけではわからないといいます。それはお客様に気づかせないほど「おくゆかしい」ものだからです。
たとえば、客室の掃除をする際に「鼻から入る」という言葉があります。
掃除に入ったときに、前のお客様のにおいを感じさせないように、まず空気から掃除するところから生まれた言葉だそうです。入室する一瞬にも気を抜くことがない姿勢が伺われます。
お客様にとっては気づかないような些細なことかもしれません。しかし、このような細やかな気遣いを積み上げていくと、特別なもてなしがなくともお客様はリラックした空間に浸れるのだだそうです。
それを著者は「感動を超える深い満足」と表現しています。120年以上もの間、愛される続けられる理由がここにあります。
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Posted by ブクログ
帝国ホテルのサービスについて知りたくて読書。
パラパラっと目を通すと著者は、帝国ホテルの現役か元スタッフかと思ったが、無関係のようだ。意図的かもしれないが、客観的な書き方になっておらず、やや読みづらく感じる。はじめに本書のスタンスを明記するとよかったかも。
このクラスのホテルには宿泊したことはない。いつか宿泊して実際に体験したいものだ。昨今、注目される日本のもてなし、サービス精神は、世界的にも魅力あるものだと思うので、輸出できる商品になるのではないか。実際すでに日本のコンビニエンスストアや飲食店、ビジネスホテルとしてサービスもセットで海外へ上陸させている。
日本のサービス精神は武道に通じているというのは斬新な視点。確かに相手のちょっとした仕草や表情などから先読みが要求される部分は合氣道にはある。先人たちの武道の精神、知恵が現代にも生きていると考えると感慨深いものがある。
読書時間:約55分
本書は在大連領事事務所でお借りしています。有り難うございます。
Posted by ブクログ
帝国ホテルに対しての
著者の立ち位置が分かりづらかった
サービスとは付加価値を提供すること
社会人として最も自分を生かしてくれるのはお客様
意識して決断をしない場合、
どう行動するか習慣によって決まる
→周囲に良い習慣、ツキのある人と付き合う
心には温度がある
→挨拶は心の伝達の入口
情報は共有しなければ意味がない
顔が見えない電話などでは一層表情に注意する
Posted by ブクログ
素直な気持ちで、これらが自然体になれたのなら良いサービスができるだろうな。
リッツとはまた違う日本のおもてなし。
おもてなし。
その精神は、もののふ。武士道に通ずる。と、この一冊には記されている。