【感想・ネタバレ】自己プレゼンの文章術のレビュー

あらすじ

文章を綴る目的は、人の心をどうつかむかということに尽きる。最も切実に、作文力を要求されるのは就職準備のときだ。その後のキャリアにおいても、そこで培われた作文力は応用できる。企画のプレゼンテーション、学校や職場での小論文テスト。挨拶や自己紹介の場合にも、作文で身につけた構成力と文章力は強い武器になる。著者は広告マンとして、また管理職として、そして大学や企業での講座の形で様々な作文の現場に立ち会ってきた。そこで得た豊富な実例(成功と失敗の体験)をもとに、テーマに応じた作文術のノウハウを解き明かす。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

(就職活動などを狙った)大学生の自己表現文作成の要点をまとめた本。
とはいえ、自己(の考え、発想)の表現と捕らえれば、社会人一般の説明文書・プレゼン文書作成に応用可能

ポイント
内容
自己(事実、体験)を述べる
一つについて深く
大きなテーマは、分割・具象化
無類を目指す(第6案までは捨てる、目立たないもの、観点・視点の移動)

書き方
主題・結論first、冒頭重視
短文(20~30語、熟語で締める)
誤解をまねく表現:幼稚さ、実質のない言葉、「と思う」、独りよがり(裏付のない独自性)、くだけた言葉

準備
体験のエキス化
過去現在の体験の洗い出し、あらましの書き出し、考察
ポジティブな思考と表現
ネガティブ:問題指摘のみ、受け身表現
一冊の本から
精読、印象・感想、エキス化、使えるフレーズ
論文
自己表現文:課題をダシにして事故を語る
論文:知的構築物。論題としてのテーマ
序論:問題提起
本論:分析・考察
結論:考察結果
価値:問題設定(問題意識の鋭さ、確かさ)、論理的な構成・叙述、結論は正しいか
NG:概括的正論、司会者風まとめ、抽象論、他人事評価、知識と項目の羅列

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2015年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「作文は苦手」
今も昔も変わらず、こういった人は多い。
理由は簡単。書き方が分からないからである。
いい大人でも書けない人は書けないのだ。
そんな人へ、年齢を問わずこの本をオススメしたい。

一般的には就職活動用の本として知られる本書。
小論文やエントリーシート対策に重宝する一冊である。
内容の決め方から、書き方のテクニックまで実例をあげて分かりやすく解説されている。
・「思う」が多すぎる
・主体性、自発性を疑われる受け身表現
…など、「なるほど!」なテクニックが満載で一読の価値有り。


あくまでも「就職活動用」のため評価は☆4つ。
しかしながら、応用の価値が十分にある内容だ。ビジネスや日常に潜む「作文」にも一役買ってくれることだろう。
同時にこの本は「自己表現」を前提にしているため、ただの文章テクニックに留まらない。如何に自分を魅せるかが書かれている。

「作文が苦手」とは「自己表現が苦手」と同義だ。
自己の分析と表現、この大切を教えてくれた。
本書の魅力はそこにある。

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2011年09月10日

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