あらすじ
文章を綴る目的は、人の心をどうつかむかということに尽きる。最も切実に、作文力を要求されるのは就職準備のときだ。その後のキャリアにおいても、そこで培われた作文力は応用できる。企画のプレゼンテーション、学校や職場での小論文テスト。挨拶や自己紹介の場合にも、作文で身につけた構成力と文章力は強い武器になる。著者は広告マンとして、また管理職として、そして大学や企業での講座の形で様々な作文の現場に立ち会ってきた。そこで得た豊富な実例(成功と失敗の体験)をもとに、テーマに応じた作文術のノウハウを解き明かす。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
文章を綴る目的は、人の心をどうつかむかということに尽きる。
最も切実に、作文力を要求されるのは就職準備のときだ。
その後のキャリアにおいても、そこで培われた作文力は応用できる。
企画のプレゼンテーション、学校や職場での小論文テスト。
挨拶や自己紹介の場合にも、作文で身につけた構成力と文章力は強い武器になる。
著者は広告マンとして、また管理職として、そして大学や企業での講座の形で様々な作文の現場に立ち会ってきた。
そこで得た豊富な実例(成功と失敗の体験)をもとに、テーマに応じた作文術のノウハウを解き明かす。
[ 目次 ]
第1章 そこに読み手がいる(自己表現文を書くということ 目的のある実用文 ほか)第2章 内容が決め手になる(自己を主題化する 事実と体験にものを言わせる ほか)第3章 書き方が問題になる(主題を立てる 書き出しが大事 ほか)
第4章 事前に打つ手がある(体験のエキス化 ポジティブな思考と表現 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
就活の履歴書やES、作文とかを書くときに自分の文章に自信がなくて読んでみた。そもそも根本的に考え方が間違っていたのだと気付くことができました!これはおすすめの一冊!
就活生は読むべし。
Posted by ブクログ
自己を表現する文章力を身につける事を主題とした内容です。就職活動における企業からのお題に対して、自己の主張を文章により伝えるという例を元に構成されています。自分が今まで書いた文章がいかに主題から離れていたかという事を痛感しました。良書です。
Posted by ブクログ
(就職活動などを狙った)大学生の自己表現文作成の要点をまとめた本。
とはいえ、自己(の考え、発想)の表現と捕らえれば、社会人一般の説明文書・プレゼン文書作成に応用可能
ポイント
内容
自己(事実、体験)を述べる
一つについて深く
大きなテーマは、分割・具象化
無類を目指す(第6案までは捨てる、目立たないもの、観点・視点の移動)
書き方
主題・結論first、冒頭重視
短文(20~30語、熟語で締める)
誤解をまねく表現:幼稚さ、実質のない言葉、「と思う」、独りよがり(裏付のない独自性)、くだけた言葉
準備
体験のエキス化
過去現在の体験の洗い出し、あらましの書き出し、考察
ポジティブな思考と表現
ネガティブ:問題指摘のみ、受け身表現
一冊の本から
精読、印象・感想、エキス化、使えるフレーズ
論文
自己表現文:課題をダシにして事故を語る
論文:知的構築物。論題としてのテーマ
序論:問題提起
本論:分析・考察
結論:考察結果
価値:問題設定(問題意識の鋭さ、確かさ)、論理的な構成・叙述、結論は正しいか
NG:概括的正論、司会者風まとめ、抽象論、他人事評価、知識と項目の羅列
Posted by ブクログ
自己プレゼンの注意点とは?
前段:読み手をイメージ
内容:主題を明確にし、主体的に書く
事実と体験を一つ深堀り(考察加える)
書き方:短く表現
思うは多用しない→主張と根拠の明確化
Posted by ブクログ
「作文は苦手」
今も昔も変わらず、こういった人は多い。
理由は簡単。書き方が分からないからである。
いい大人でも書けない人は書けないのだ。
そんな人へ、年齢を問わずこの本をオススメしたい。
一般的には就職活動用の本として知られる本書。
小論文やエントリーシート対策に重宝する一冊である。
内容の決め方から、書き方のテクニックまで実例をあげて分かりやすく解説されている。
・「思う」が多すぎる
・主体性、自発性を疑われる受け身表現
…など、「なるほど!」なテクニックが満載で一読の価値有り。
あくまでも「就職活動用」のため評価は☆4つ。
しかしながら、応用の価値が十分にある内容だ。ビジネスや日常に潜む「作文」にも一役買ってくれることだろう。
同時にこの本は「自己表現」を前提にしているため、ただの文章テクニックに留まらない。如何に自分を魅せるかが書かれている。
「作文が苦手」とは「自己表現が苦手」と同義だ。
自己の分析と表現、この大切を教えてくれた。
本書の魅力はそこにある。
Posted by ブクログ
端的に言えば就職活動用のエントリーシートや、各種補助金をゲットしたい院生の申請書の書き方に大きく寄与しそうな一冊。
お題→例文→例文のダメな点を指摘→改善案
という感じで話が進んでいくので、校正した文章の良さが伝わりやすい。テーマ的にも「自分の長所」とか「学生時代に頑張ったこと」などのように、どこかで書く機会がありそうなものが多いので参考になりそう。
内容は簡潔にして明快なので新書という形態との相性が非常によろしい。
一読するか手元に置いておくとそのうち役立つのではなかろうか。
Posted by ブクログ
自己表現・自己主張について改めた学び直すために読んだ。
書き出しは物事を端的に述べて読み手の注目・興味をひく内容にすること、結論を先に書くことが参考になった。
・一般論や時代の風潮、自分が持っている知識ではなく、身辺の事実や自分自身の体験を書く
・書き出しは物事を端的に述べ、読み手の注目・興味をひく内容にする
・標準的な文の構成
導入:問題提起、論点の設定
展開:事実やデータを分析し、考察を進める
結論
・結論を先に書く
Posted by ブクログ
この本、もっと早く読めたら、
でも、若いときに読んでも書いてある趣旨がたぶん、
できなかったと思う。
ということで、ちょうどよかったのかな?
ト、2008.5.26
Posted by ブクログ
ES本です。
就活準備学生・小論文に取り組む大学受験生向けの本です。
ロジカルな人ほど、抽象的に話をしたがります。一見、スマートに見えますが、本当に相手の心をつかむかどうかと言えば、疑問が残ります。ビジネスの場ならともかく、就活・受験の場ではマイナスポイントになる場合も多いのです。
具体性を持った話で、「自分」を意識して、自己主張・自分売り込みをする事が最良の自己プレゼンになりそうです。
当たり前だと、頭では分かっていても、実践できてない事がたくさんかいてあります。大変読みやすい、新書らしい新書なんで、読んでみてはいかがですか?