あらすじ
私には、忘れられないひとがいる―。かつて結婚目前で別れた男の写真をSNSで目にしてしまった。微笑む彼の隣には、知らない女性と小さな女の子が…。彼のことはもう忘れてしまいたいのに、心は揺れて…。100ページの大長編「モディリアーニの瞳」も収録。幸せを願う切ない女心を描く大人気シリーズ第17巻！
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深い！
2話の短編。どちらのお話もよかったです。結婚する前のお話と結婚後14年の夫婦のお話です。すれ違いの解消は素直な気持ちを相手に伝える事なのだとつくづく思います。
今回も良かったけれど。
幸田先生のこのシリーズ大好きで、続刊まだかなぁ？？とソワソワしながら待ちわびて内容も確かめずにいつも即買いしてますが…。
何故ならほぼ全てがハッピーエンドだし、ストーリーも平凡ではなくオトナな恋愛って感じってのが分かっているし、1冊が値段の割にはページ数が多いのもお気に入りです。
が、今回はいつもより話数が少ないような…。
2話しか入っていなかったです。
まぁでも内容も良かったので、やはり買う価値はあったかなと。
1話目は結婚式前日にドタキャンした彼女の話。
昔の自分の両親の不仲が原因で結婚に怯えてしまい、ドタキャンしてしまった彼女に対して怒りまくって別れを告げた彼。
彼女は彼氏を嫌いではなかったけれど結果的には別れを告げられてそれを未だに引きずっていた時に、その彼が現在、妻らしき女性と幼子の3人で仲睦まじい写真を見てしまった事によりショックを受け、なんとその直後に思わぬ所でその彼と写真の親子と会うことになってしまい、改めて実際に仲睦まじい所を見てしまう…。
2話目は結婚14年の夫婦。
妻は最近、主婦って何だろう…と考えるようになる。
花屋でパートをしていて、帰宅すると家事や子育ての毎日で、夫ともマンネリだし娘は年頃で言うことを聞かない…主婦になるとトキメキもなくなった等を考えていると、店に毎日バラを１本買いに来るイケメン男性の事を考えるようになる。
そんな中、ある日夫は無断で朝帰りをした。
そして店にキレイな女性が突然尋ねて来て、夫の名前を言いながら彼が財布を忘れて帰ったと意味ありげに告げ帰って行く。
当然その事で夫婦仲に亀裂が入る。
この話は幸田先生お得意の、内容がジェットコースターのようなドキドキハラハラしながら読めて良かったです。
この夫の言い分に始めはイライラしましたが。
妻にもその頃、あのバラ男が近寄っていたのでこの先どうなるの?!って楽しく読めました！。
