あらすじ
神宮寺直人は十九歳の少年。家出中に偶然、傲岸不遜な美青年、瀬名彩彦と出会い、その高級マンションで臨時のハウスキーパーとして働くことに。彩彦は、ルックスはいいが生活能力ゼロ。そのうえ、人の心が読めるという。「君に興味があるな。君の中にある閉ざされた箱、わくわくする」直人の中にいる「化け物」を視たいという彩彦。そんな彩彦にふりまわされながらも、惹かれていく直人。変人とわけありな少年の恋の行方は!?
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Posted by ブクログ
お金持ちのニート彩彦に振り回されるハウスキーパー直人。かと思ったけれど、直人も振り回されてばかりではない。結構、言いたいことズバズバを言う。そんな反応が彩彦にとって、新鮮だったのかも。自分の気持ちに正直すぎる彩彦は見ていて楽しい。直人も照れはあっても、大切だと思ってくれてるのが分かるのは嬉しいんじゃないかなぁ。と思った。
タイトル詐欺
タイトルと内容が合ってないですよね。私は臨時ハウスキーパーの直人くんと高等遊民な彩彦さんの、胃袋掴んじゃった系の甘いタワマンライフな内容を想像しましたよ。
序盤は概ねタイトル通りで良かったのですが、途中から推理ものなのかオカルトなのか分からない物語になってしまい、内容も設定もぶれまくり。結局『箱の中身』も直人の兄の死の真相も全てを有耶無耶にして終わります。
直人と彩彦のキャラクターが気に入っていたので、この内容は残念過ぎて悲しいです。