あらすじ
生まれた時から、かつて敵国だった隣国へと嫁ぐことが決められていたエレアーヌ姫は、愛のある両親に育てられ、婚約者を心から愛するようにと育った。一方、相手国のユリウスは、嫁いでくる姫は敵国のスパイであり、決して心許してはならぬと教えられてきた。エレアーヌが嫁ぐ日、初めて会ったユリウスは凛々しく、彼女は心奪われる。しかし、ユリウスは冷たい視線を向けただけだった。健気に彼を思うエレアーヌだったが……!?
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Posted by ブクログ
タイトルが「スイート スイート ウェディング」となっていますが、どこが「スイート」?っていうくらい、甘くなる箇所がないです。甘くなったかな?って思ったら、もう終わりでしたし。
あらすじともちょっと違うかなぁって感じで、甘々ものを期待してたら、驚くかもです。
長年仲違いしていた二国間で、祖父の時代に交わされた条約により、生まれたときから結婚相手として決められていたエレアーヌとユリウス。
エレアーヌの成人の儀を終えるか終えないかのうちに、ユリウスによってエレアーヌは嫁いだのですけど、あんなに急かした割に、花婿のユリウスは冷淡で初夜もすっぽかし。
何にも知らないエレアーヌが歩み寄ろうとしているのも、冷たい言葉でつっぱねるばかり。
政略結婚ではあるけど、あんなに急かされたら、乞われたものだと思うし、後半までエレアーヌがかわいそうになりました。
ユリウスはエレアーヌの肖像画を大事にしてましたし、本当はエレアーヌを好きなのに、ユリウスの母が呪いのように繰り返した言葉を口癖にエレアーヌに惹かれているのを否定していきますから、ほんとどこまで頭が固いの?ってイライラしました。
まあ、最後にはエレアーヌに惹かれているのを認めて、そこからは甘くはなるんですけど、それまでがひどいし、甘々部分は小量なので、そこからが読みたいのにーってなりました。
ちょっともやもやするけど、これはたぶんタイトルとあらすじがあっていたら、もうちょっと印象は違ってきたかなぁって思いました。
イラストですが、エレアーヌはいいんですけど、ユリウスがちょっとイメージと違ったかなぁ。