【感想・ネタバレ】だいたい四国八十八ヶ所のレビュー

あらすじ

特に神妙な動機は何もなく、一周してみたい(四国)、全部回ってみたい(八十八ヶ所)。いっぱい歩きたい、という理由ではじめた四国へんろの旅。次々とできるマメの痛みや避けられない台風、たくさんの難所に悩まされつつも、とにかく歩いた合計六十四日間。自転車でしまなみ海道を渡ったり、カヌーで川を下ったり、信心薄め、観光&寄り道し放題の、タマキング流「非・本格派」へんろ旅の全記録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「だいたい」なんていい加減な、と思ったのですが、回るお寺を端折ったとかそういった事ではなく、何事にも縛られない、ただいろいろ見て回りたい、という思いからつけたものらしい。信仰があるわけでなく、本人自身が「偽遍路」という思いを持ちながら、それでも「区切り打ち」で64日間かけて、全行程1200kmを歩き通すのは立派。八十八か所は私もいつか回ってみたい。そんな贅沢(時間的に)できるのは、まだまだ先の事ではありますが。

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2015年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者が区切り打ち(数回に分けてお遍路を完歩すること)で、四国八十八か所をお遍路する。すべて歩き切らなくてもいいもんね~、たくさん寄り道しちゃうもんね~という感じで、特に信仰心があるわけでも強い決意があるわけでもなく、興味本位で始まるお遍路。いつもの著者らしく、笑える箇所がたくさんあるけれど、歩き進める中で出会う美しい自然やお遍路仲間とのエピソードで改めて旅の素晴らしさを感じさせてくれる。カフェで一人で読んでいると、時折声を出して笑ってしまう箇所があるので要注意(著者の足が、モクズショイになるところが一番好き)。

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2023年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 四国八十八ヶ所巡りというのは、八十八のお寺を巡る。
移動は、車、自転車、観光バスツアーなどがあるが、筆者が選んだのは徒歩。
8回に分け全64日間で、四国を一周する。
筆者は、信仰的な巡礼ではなく、 スタンプラリーを回るように、「歩いて全部を周り四国を一周したい!」という気持ちで回ったのだ。

 四国で八十八ヶ所巡りをしていると、人との出会いは一期一会。
そして、年配の人、若い人、外国人などさまざまな人が巡る。
中には、野宿をする人がいたり、歩いて巡るが車での付き添いがあったり。

 この本の著者は、八十八ヶ所での出来事や、歩きながら考えたことなどをこの本で綴っている。
途中、海で泳いだり、2日間歩くのを休みジャングル風呂に行ったり。
雨の日はホテルでのんびりしたり、四万十川をカヌーで下ったりして、ゆるく四国を楽しんでいる。
白衣は着ず、杖も使わず、菅笠のみをかぶって歩いていく。

 時間とお金があれば、無心になって歩いてみるのもいいかもしれない。
行く前に、この本をペラペラと読めば、少しは準備をして望めるはず!

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2015年03月16日

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