あらすじ
なぜ、「弱いダメな人」こそ、イヤでも勝手に「大成功! ! 」してしまうのか?
誰も教えてくれなかった!
35歳から天職が見つかり、44歳で天命を知る方法!!
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Posted by ブクログ
ランチェスター経営の講演で有名な二人の著者が書いた、弱者が起業するにあたって必要な、時間の使い方や人生の法則について書かれた一冊。
『小さな会社☆儲けのルール』なども共に書いていて、ランチェスター経営の師弟的な立場を越えた関係にあるんだろう。
世間に溢れている起業のための本や、自己啓発的な本には、能力が高い人や集中力がすごい人しかなし得ない、レベルの高いアドバイスが多く紹介されているが、弱者が起業して成功するには、多くの時間を一つのことにつぎ込んで抜きん出るより他にない。
アインシュタインのエネルギー法則「E=mc2乗」と同じく、仕事の力も「技能×投入時間の2乗」になる。
そして、時間を投入するには、自分の意思だけで継続できると思わずに、強制力がかかるような環境をつくり、他力に頼る必要もある。
ある水族館での話。
本来、群れをなして大きな帯状の渦巻き状態をつくり、外敵から身を守るイワシが、水槽にイワシだけの生活が長く続くと、油断からかのんびりと泳ぐようになってしまった。たるんだイワシに喝を入れるために、天然のマグロを投入したところ、再び渦巻き状態をつくって泳ぐようになり、本来の能力を発揮するようになった。
個人的に「敵がおらなおもしろくない!」と思って、合わない人や自分にとってやりにくい人がいても、人生をおもしろくするためのスパイスと思うようにしている。
そのおかげで、いい緊張感が保て、自分がやりたいこと、芯を忘れないようにできるんだと思う。
最近、一つのことに全ての時間をつぎ込むようなことはなかったけど、実力的にも年齢的にもまだまだ発展途上の弱者であることは間違いない。
これからの5年10年でもっと力をつけるために、多くの時間を投資して、集中して成長していこうと思う。
Posted by ブクログ
中小企業経営者向けの本。今まで読んできたビジネス本(大企業向け)とは雰囲気が違う。読んでいて洗練されていないというか、一生懸命書いたんだけども下手で読みにくいなぁと思った(熱意は伝わった)。構成や語りかけ自体が今まで読んでいた本は学歴もあって鍛えられていた人が書いていたんだと思った。
学歴も滅茶苦茶で職歴も滅茶苦茶な人がどうやって起業で成功するかという話。とにかく質よりも量だということ。絶対的な時間量をビジネスに充てる。ほかに何も書いていなくて唖然としたが、学歴もなく才能も凡人でいわゆる「落ちこぼれ」の人に逆転勝ちに向けての指南はごく単純でシンプルで誰でもできることに尽きるということだ。
Posted by ブクログ
「○○歳からの」という題名の本が最近、多いように感じています。
対象読者を限定しているように感じ、これまであまり読んできませんでした。
でもそれでは逆に、自分の読書領域を狭めてしまっているのではないか?と思い、この本を読んでみることにしました。
この本は2人のコンサルタントによる共著。
35歳という年齢をキーに、自分自身の人生を切り開いていくための考え、実践方法を、著者の経験を交えながら、書かれています。
その基本項目のひとつが、「ハードワーク」。
この部分で違和感を感じてしまう読者も多いかと思いますが、著者の”成功事例”を読むかぎりでは、ひとつの方法として考えなければいけないことなのだなあと、感じました。
この本に書かれていることを自分自身が実践するのは難しいと感じましたが、このような形で「成功」を目指している人がいる、実践している人がいる、ということを教えてもらえたという意味で、参考になる一冊でした。