あらすじ
試練の中にいるあなたへ伝えたい「成長の指針」
生まれつきの障害を抱え、夢も希望もない男が、トヨタでNo.1になるまでの衝撃実話!
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Posted by ブクログ
仕事へのプロ意識、もっというと絶えず仕事を「改善」させようとの意識があれば、どんな仕事でも学ぶべきことはあるし、どんな状況でも成長することが出来るとの内容の本です。
個人的に印象に残ったのは、筆者が理解のある先輩社員に恵まれたという環境の良さがあったのも確かですが、先輩から怒られたことに対して自分に非があったと思ったらすぐ反省して指示通りにする素直さがあったのも見逃せない点だと思います。
実際この筆者はトヨタを退職し、別の会社に転職した際に自分より年下の人間が優秀だと分かると躊躇なくその人の仕事を真似ようとしています。
本書内にも「シガ-ライタ-はどんな車にもついている。ライタ-にもなるし、多くの電化製品に電源を供給することも出来る。
そんなシガ-ライタ-のようなペ-スとなる正しい思考さえ身につければどこに行っても、いつの時代でもやっていける」と書かれています。
素直さ、プロ意識、改善意識の3つが揃っていればどんな会社、どんな仕事でも共通して成果を出せる点を膨大な自身の経験とともに証明している内容の本であり、不透明な時代にキャリアプランに悩まれている方には一読の価値はあると思います。
一点だけ注意するなら、もしドラ系のかわいい女の子のイラストが表紙の本ですが、主人公は女性ではないのでその点は期待を裏切られたと思わないようにご注意ください。
Posted by ブクログ
チェック項目10箇所。お客様の問題はいつどこでだれがなにをどのように?仕事でうまくいかないとき・・・ブレーキがかかっている、うまいドライバーはアクセルだけでスピードコントロールする。人の話を聴く・・・相手が言ったことに対して答えて成立。自分の強みは何か?新人に教育するときは新人が経験しないと成長していかない。社用車だからこそ、毎日のメンテナンスが必要。シガーライター・・・時代の変化と共に対応するものが変わる。どんな小さなことでもいいから、何かを目指す。何かを目指す過程で学ぶ。
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いろいろと紆余曲折していた筆者が、自分が好きと思える自動車整備工を目指し、トヨタに入社してからどんどんと成長していく本。
先輩からの助言を、しっかり自分ごとに置き換えて自分の身にしていく生き様は参考になる。
その中でいくつかをピックアップ
■ワイパーは晴れた日に動かす
ゴムの耐久性を保つために、ワイパーを晴れの日に動かす
⇒何気ない言葉だけれど、この言葉の裏にあるのは、「出番がないときにもいつの日にか、活躍するときにまで万全の体制を準備しておかなければならない」ということ
■まずは動けよ。考えるのはこれからだ。
いくら頭で考えても、実際やってみたら違うことがある。動きながら考えるクセをつけたほうがいい。
■ヒアリングのコツ 5W1Hできくと漏れがない
■うまいドライバーはアクセルだけでコントロールするからブレーキをふまない。
■速く走りたければ軽くなれ
会社での嫌な思いとかいろんなものを抱えるのではなく余計なことは考えずに仕事に集中する。それが今しないといけないこと。
■多く入れて多く出す車を速くは知らせるためにいは、パーツを交換して
吸気と排気をスムーズにすることで車にとっての多くの呼吸ができるようになる。それによって爆発力も高まり、馬力が上がって速くなる。
⇒人間でいうと有酸素運動。多く知識を入れて多く出す。吸気:人から教えたり、本から学ぶこと。排気:後輩に教えたり実際に仕事で実践すること。
■大勢の人を巻き込むことが大事
大きな目標を掲げることはいいことだけれども一人の人間の力は小さい。なるべく多くの人を巻き込めば巻き込むほど目標達成に向かう推進力が増す。
■シガーライターのような考え方
どんな車にも付いているシガーライター。ライターにもんるし、ソケット部分が電源にもなる。
⇒ベースとなる正しい思考さえ身に着ければどこに行っても、いつの時代でもやっていける。
日々の些細な言葉も捕らえ方1つでいろんな学びにつながるんだなと気付かせてくれた本。
Posted by ブクログ
表紙からして「もしドラ」を意識した、どうせどうしようもない自己啓発本だろうと思ってよんだのだが、どうしてどうして、これがとても良い内容であった。
自分に自信がなく、コンプレックスの塊だった主人公が面倒見のよい先輩に怒られながら、仕事をする上で大事なこと、そしてそれが人生にとって大事なことにもつながることに気づいていき、成長していくという話。
確かにストーリーにありきたりな感じはある。しかし、本書で紹介される先輩からの教えはとても意義深いものが多い。何度も振り返りたい言葉がたくさんつまった本である。おすすめ。
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前半は、何がおもしろいのかなと思いましたが、段々と奥深い話になってきました。最後は感動しました。
一生懸命にがんばる必要性を感じました。
親の暖かさ、仲間の大事さも教えて頂きました。
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表紙に騙されてはいけないほどよい内容。
ドキュメンタリーとしても感動できるし、仕事の大切さも教えてくれる。
一時間くらいで読めるのでおすすめ!
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表紙のイラストで誤解を与えるかもしれませんが、ごく真っ当な本です。いやむしろ素晴らしい本です。
障害を抱える著書の自伝的ストーリー。「夢を叶えるゾウ」のように読み易くて、感動的で、面白いけど、深みがある。
読みやすく、かつ、深みのある本と久しぶり出会った気がする。
☆4つにしてたけど、やっぱり☆5つ。
Posted by ブクログ
色弱で多汗症。
女子の手を握ると汗でびっしょりの手が気持ち悪いと言われる。
人生負けっ放しの青年が、トヨタの整備士になる。
しかし、トヨタの整備工場にいるのは、ほとんどがトヨタの整備専門学校を出たメカニック。
別の整備専門学校出の原さんは、先輩たちからいじめられているような疎外感を感じます。
そんな彼に親しくしてくれたのは、メンター的先輩の石田さんでした。
仕事をしくじりそうになるたびに、含蓄にとんだ言葉で導いてくれます。
たとえば、新人として入って一年。与えられた仕事に慣れて、だんだん手を抜くようになってしまった原さんに、石田さんは実践的かつ示唆的な、こんな言葉をかけます。
「原さあ、ちょっと片手運転になっていないか?」
「片手運転ですか?」
「そう、ちょっと仕事の手え抜いてないか、って」
「お前、一年ぐらいで手を抜いてどうするんだよ! お前にとっては何十台目かのクルマかも知れないけどなぁ、お客さまにとってはたった一台のクルマなんだよ! よく考えろ」
文字通りのOJTで、仕事ばかりでなく、「生きること」そのものを学んでいきます。
石田さんの丁寧な仕事ぶりは、いま向き合った仕事に時間をかけ、完璧に仕上げることで、お客さまに満足してもらう。
その満足で、将来のクレームをなくすことができれば、やりなおしの時間と手間ひまを事前に節約することができるという発想です。
石田さんの志の高さは、原さんのどこか投げやりだった生き方をしだいに変えていきます。
原さんは、工場の朝礼で、毎年全社で行う「トヨタ技能オリンピック」に出場し、さらにそこでナンバーワンになると宣言します。
技能オリンピックには、実技だけではなく学課試験もあります。
勉強嫌いだった原さんには実技以上のハードルでしたが、自分だけの勉強法を編み出し、乗り切りました。
23歳で、最年少のNo.1メカニックとなります。
タイトルの「プラスドライバー」にまつわるエピソードは、読んでいてちょっと辛くなります。
比喩ではなく、プラスドライバーは本当に原さんに、人生で大切なことをすべて教えてくれるアイテムでした。
Posted by ブクログ
萌え表紙と本文はほぼ無関係。
内容はまっとうな自己啓発書。
トヨタのメカニックだった筆者の
真実のサクセスストーリー。
まさかの展開に泣けるはず。
おもろいです。
Posted by ブクログ
有名人翻訳家の関谷さん @erikosekiya ご推薦の本。日常の仕事をどういう意識でこなすのか?登場人物の石田さんの意識と思いやりの心はとても大事。
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この表紙で買うのをためらう人もいるだろうに。そういう意味で凄く損している。なにか一つのことを一生懸命にやるっていうのは素晴らしいこと。凄く人との巡り合わせが良い人だなと一瞬思ったが、それはこの人の素直な良いところがそうさせているんだろう。人から言われたことを素直に聞くことって大切な力。そしてそれはおそらく両親のお陰。高校生を家から出した両親の決断は凄い。
Posted by ブクログ
自己啓発的な内容の小説。 著者が整備士をしていた頃の実話を基にした小説ってことなんだとは思うけど、どの程度が脚色されてるのかよくわかんないので読んでいてモヤモヤする。 普通に考えればあり得ないようなものすごく安っぽい展開だったりするし、小説としては文章力も微妙。 小説としてではなく自己啓発本としてはなかなか良いとは思うけど。
Posted by ブクログ
ごく普通の、もしくは普通よりもできの悪かった筆者が、仕事を通して色々なことを学び成長した体験談。
体験談なだけに、説得力があった。
仕事で学んだことを、自分の人生のいろんなことに置き換えて考え方ているところが、すごく納得できた。また、成長する上でそういった習慣って必要だなと思った。
それにしても、ホントにノンフィクションなのか?と思うくらい、人生色んなことがあるもんだ。
全部読んで、タイトルにジーンとした。
お勤めをしている、特に若い方にお勧めの一冊。
Posted by ブクログ
巨人の星的な人間讃歌。人間が成長していくプロセスを見るのは 感動だ。
「この世に生を受けたこと、それ自体が最大のチャンスではないか」(127page)
Posted by ブクログ
原マサヒコの人生で大切なことはすべてプラスドライバーが教えてくれたを読みました。
ストーリー展開はいまいち。もしどらを意識して作られたっぽい。全体のストーリとしてのパターンわかってしまう。とはいえ、あっという間に読みきっちゃいました。
ディーラの整備士の成長と、技能オリンピックで優勝するための過程がノンフィクションで書かれています。
本書で述べられているトピックはいわゆる自己啓発系でもよく言われている内容だったりします。しかし、それが、車のメンテナンスや、パーツや、チューンナップにたとえて、語っていく文章は、ちょっと面白いと同時に、自分の腹に落ちるところがあります。
20代の熱い思いを感じる本でした。
この本で、一番とっておきたい文句
どんな小さいことでもいいから、何かを目指せ。
何かを目指すその過程で、学べ。
学び続けて、人間として大きくなれ。
どんな人からも、どんなものからも学ぶことはあるはずだ。
この主人公もすごいですが、この主人公をサポートした石田なる人物のようになりたいと思いました。
Posted by ブクログ
もしドラみたいな表示なのね、この本。
これも、もしドラ見たいな経済感動小説になっています。
出版社違うんだけど、最近の流行りなのかな?!
こういう、経済?感動小説?!でも感動した。
もしドラじゃなく、「プラドラ」だから〜w
確かに感動したし、ストーリー展開も分かりやすく
自動車?工場の話しだけにwスピーディに読みきった感が
あり、ビジネス×2してなくて、こういう職業も全然ありだよ
ていう押し付けがましいPRとかでもない所に好印象
昨今、日本では自殺者が毎年急増している心理的な心の氷河期
時代みたいですが…世の中捨てたもんじゃないと勇気付けられる
書籍でした。もっと心理戦略的に考えれば、リーマンショックで
腐敗した自動車業界(自動車業界に限らず大手業界)に光を指した
一冊だったのかも、表紙は置いておいてとにかく良き本でした。
自動車の整備士の方は是非一読をオススメします。
行動力、士気は間違いなくアガル本です。
Posted by ブクログ
最初、コミックかと思いましたが、人生哲学の類です。
著者とは、ツイッターで、2度ほど会話しました。
泣ける部分が、3ヶ所ほどあります。
この表紙の本ですから、人前で読んでいて、涙を流すと奇異に感じられるかも知れません。
自宅で読む本です。 本当に感動します。 良い本です。
Posted by ブクログ
【書評100701】『人生で大切なことはすべてプラスドライバーが教えてくれた』原マサヒコ
●ストーリー
コンプレックスを持った主人公が、さまざまな困難と闘いながらも、トヨタ技研オリンピックで優勝するまでの話
●書評
『もしドラ』と似てるんで購入。世間では『プラドラ』と呼ばれているそうな。
『もしドラ』と一緒で純粋な作家ではないから、表現として稚拙な部分はあるものの、車の部品や整備と教訓をかけているのは秀逸。
いじめの箇所だけは共感できないものの、失敗したとき。出番がなかなか無いとき。成功したとき。後輩が入ってきたとき。などいろんな場面でいろんな学びと元気がもらえる本
●フレーズ
まだクルマにも触らせてもらえないメカニックの卵。言ってみれば、晴れの日が続いて出番のないワイパーだ。
いつか、雨の日が来て活躍するときが来るかも知れない。いや、来るだろう。
そのときまでに準備をしておかなければならないのではないだろうか。ただ黙って待っているだけでは、固いゴムのように使い物にならなくなってしまう。p.31
(クルマをバックで入れるとき)
「そう、顔ごと後ろだけ見てたら、視野が狭くなるんだよ。ルームミラーと左右のバックミラーの三つを見てりゃ十分」p.144
Posted by ブクログ
表紙のイメージから、もっと軽いノリの話だと想像していたけれど、トヨタに務めた著者が、どんなに辛い困難にあっても、決して挫けることなく、目標を目指し、挑んでゆく様が、スポコンドラマのようで、熱い気持ちになって読むことができた。
時に泣き、時にワクワクし、時に励ましの思いを抱きながら、自分ももっと頑張れるのではないかという希望をも持てた。
人って目標があれば成長できるのだ!
Posted by ブクログ
結構泣いてしまった。本のカバーはチャライが、中身のあることをサラッと伝えている。石田さんのようなひとがいたのは幸せだが、それを活かすのもまた自分自身だ。
Posted by ブクログ
車が好きで自動車ディーラーの整備工になった主人公が、数々の逆境を超えてプロフェッショナルになっていく様を描く実話。脚色はされているんだろうが、目の前の困難や出来事を自動車(自身のビジネス)に繋げて考え、克服していくあたり、日々のルーチンワークに対してプロとしてどう向き合って行くかのあたりは考えるものがあった。
日々の仕事に慣れてダレてる後輩にでも読ませるか。
Posted by ブクログ
「とにかく動け」「捨てることで速く走れる」「大勢の人を巻き込む」。語り口は実体験を交えた成長物語だが、経験に基づいているので説得力がある。人との出会いが大きいよなあ。
Posted by ブクログ
● さっきまで頭の中で仁王立ちしていたメカニックは、すでに体育座りをしていた。
● 続けなきゃ意味がないんですよ。毎日の行動が未来を変えるんですから。
● どんな小さなことでもいいから、何かを目指せ。何かを目指すその過程で、学べ。学びを続けて、人間として大きくなれ。どんな人からも、どんな物からも学ぶことはあるはずだ。
Posted by ブクログ
色弱や多汗症とか色々ハンデを抱えた著者が、どうやってトヨタの整備士として一人前になっていったか、の話。
技術的な知識とか車の知識とかは特に無くても全然読める。そういう事より、もっと一般的?な人生訓がメイン。
・エンジニアではない、単なるチェンジニアになるな。常に頭を使え。
・ブレーキがかかっている時は「飛ばしすぎたかな?」と周りや自分を振り返るべし
・この世に生を受けたこと、それ自体が最大のチャンス
・チャンスが実際に訪れる前から、日々暖機をしておく事が大事
・シガーライターのように、ベースとなる思考があれば、どこにいっても通用する
・どんな小さな事でもいいから、何かを目指せ
何かを目指すその過程で、学べ
学びを続けて、人間として大きくなれ
Posted by ブクログ
高校にほとんど行かずバイトと好きだった車に没頭する生活を続け、親に勘当されてしまい途方にくれた主人公が選んだ道は、好きな車に携わることができる自動車整備士を目指すことに。専門学校で必死勉強し、トヨタの営業所で働くことになった主人公であったが、そこでは苦労の連続であった・・・トヨタ営業所での整備士として学び、仕事への姿勢や人間関係の広がりを通して、成長した過程をまとめた本。車の話が沢山出てくるので、車が好きな人にもおすすめです。(2010.9.5)
Posted by ブクログ
ストーリー形式でわかりやすく、大切な点を教えてくれる。非常にわかりやすく、同意する点も多く、参考にもなった。
大切な事は仕事一つ一つの中に、意味があること、考えることの大切さを教えてくれる。ルーチンワークを流すのではなく、次を考えながら仕事をするという忘れがちなことを思い出させてくれた。
肩肘張らずに読めるので、勉強する為に読むという感じではなく読めるのではないだろうか。