【感想・ネタバレ】無病法 極少食の威力のレビュー

あらすじ

西欧では、歴史的に最も有名な長寿者であるにもかかわらず、日本ではほとんど知られていない人物。それが本書の著者ルイジ・コルナロである。コルナロはいわば「食べない健康法」の元祖。 時は16世紀のイタリア。病気がちで生死の淵をさまよった彼は、医師の忠告で節食生活を始める。すると、たちまち病は快癒し、ついには当時としては異例の102歳という天寿を全うする。彼はその体験をもとに、食を節すること(極少食)がいかに心身ともに良い影響を与え、また人間の運命をも変え得るものかを83歳から書いて配り始めた。その手記は評判を呼び、各国で翻訳されながら読み継がれ、後にフランシス・ベーコンやニーチェほか多くの有名人が言及しているほどである。この「食養のバイブル」とも言われる古典的名著が、ついに待望の邦訳! 活性酸素やサーチュイン遺伝子など現代の知見から見た懇切な解説も付いており、より深い理解を助けてくれる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

現代の日本人の理想的食生活

(植物性食品)
・未精白穀物(玄米、麦、トウモロコシ、蕎麦、全粒パンなど)、約五〇%
・野菜・海藻類・果物・木の実・発酵食品(納豆、味噌、漬物など)約四〇%
(動物性食品)
・魚介類(小魚、エビ、貝類などの全体食)一〇%未満*大型海洋魚の切り身や缶詰などは除く

避けるべきもの
・肉類(獣肉、鶏肉、ハム、ソーセージ、ベーコンなど)
・砂糖、卵、牛乳、油、ヨーグルト、チーズ、クリーム、バター、マーガリン、精製塩、化学調味料、これらを材料とした菓子類その他、油脂や添加物や塩分の多い食品、アーコール類、甘味料入りの飲料水など。


貝原益軒の本も興味深い。

に気をつけるべきは、砂糖と油。油といっても(トランス脂肪酸)、代表例のマーガリンは摂取しないように気をつけているが、ショートニングやファーストスプレッドは、いわゆるスーパーでパックされたようなパンやお菓子には必ずといっても入っている気がする。本書では、食べるプラスチックと揶揄されている。

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2024年09月06日

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