あらすじ
私たちの身の周りにはさまざまな数字が溢れている。健康診断の正常値や失業率・有効求人倍率、テレビの視聴率など、個人にとっても社会にとっても、数字は大きな力を持っている。しかし、客観的でウソがないように見えるそれらの数字には、そのまま信じると騙されるものもしばしばある。たとえば、テレビの視聴率の0.1%の違いで広告会社は動くが、サンプル調査ゆえの誤差の範囲でまったく意味はない。医療・健康・経済・社会に関するいろいろな数字を取りあげて、そのウラを暴く。
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Posted by ブクログ
数字に振り回されている。日常生活で出会う数字が、どれだけ信ぴょう性があるのか。数字を提示する人たちにどんな意図があるのかによって、見え方は変わる。ひとつひとつの数字を疑ったらきりがないけれど、日々、こういう数字とともに生活していることは忘れないようにしよう。
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健康診断の正常値、天気予報の的中率、テレビの視聴率、消費期限、失業率、有効求人倍率、平均寿命などの数値を取り上げ、検討していく。
タイトルからして「嘘を見破る」と、糾弾調を感じるのだが、何かはじめに結論ありきな感じ。
リサーチ・リテラシーを身に付けたくて読んでいる立場からすれば、説明が不親切なところがあって、惜しまれる。
例えば、1章のスタチン剤(心筋梗塞を防ぐ薬)の効果を検証するくだり。
プラセボ投与グループと比べ、スタチン剤投与グループは31%発症率が低かったというデータをまず紹介し、しかし発症率の実際の数字を比較すると2.4ポイントの差しかない、と説明されていく。
「31%」という結果だけが示され、どういう数字を踏まえて割り出したのか、読者も確認できる書き方のなっていない。
たとえそれが医者が患者に示している資料の中にある言い方だとしても、元の論文にまでさかのぼっていくのなら、そこも含めて確認できるようしてほしかった。
縦書き文書で、説明するのが面倒なら、表にしていちらんにすればいいのに。
そういうプロセスを踏まないと、結局読者のリサーチ・リテラシーが高まらない。
筆者の「結論」をただ拝見するだけになってしまう。
話題としては面白いものもあっただけに、もうちょっと論じ方を丁寧にしてほしかった。
Posted by ブクログ
医療の数字のウソはわかりやすいが、後半の社会の数字のウソはわかりにくい。メタボ症候群やコレステロール値の基準の甘さ、さらに脳ドックや癌検診の無駄を書いているが、医者の数が増えるほど、病気の基準があまくなり病人を増やす方向に向かいそう。
Posted by ブクログ
数字に騙されないためには、①数字を疑ってかかること②数字の根拠を調べること③数字は誰にとって都合がよいのか悪いのか考える。
コレステロールの投薬治療している群とそうでない群では、心筋梗塞や脳梗塞の発生率に差がないというのが印象的であった。
Posted by ブクログ
サンプル調査には統計誤差がある
統計誤差は数学的に評価する方法が確立している
コーデックス規格
非関税障壁
日米繊維交渉
沖縄変換
山田錦
フランスの出生率が高いのは婚外子が多いからだと。へー。
パクス法
トーます・パー 152歳
オールド・パー