【感想・ネタバレ】亜愛一郎の狼狽のレビュー

あらすじ

人けのない宮前空港で、折からの驟雨にずぶ濡れになって、約二時間も佇んでいる中年男がいた。宮前署の羽田刑事だ。彼はまもなく到着予定の旅客機を待っていた。この機の離陸直前、何者かが爆破を予告したのだ。ふと目を転じた羽田は、写真機のそばを動き回る三人の男に気がついた。中でも、長身の美青年の奇妙な動きが……。隙のない服装と端麗な顔立ち、だが、その挙動は常におどおどして落ち着きがない。ユニークな名探偵亜愛一郎が次々と難事件に挑戦する傑作事件簿!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い。大層面白い。主人公が、まぬけて愛らしいキャラクターなのが良い。

呆けもさえてる。トリックは、なるほどと感心させられる。主人公が刑事でも探偵でも学生でもなく、冴えないカメラマン。事件には偶然に巻き込まれるストーリも、推理小説の非現実的な設定とは違って好感が持てる。

短編8話なので楽に読めるし、繰り返し読むのが楽しい珍しい推理小説。久しぶりに会った名作!!

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2012年02月06日

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