あらすじ
スマートフォン、タブレット、LED照明……今や日常生活の至るところで、我々が否応なく過剰に浴びているブルーライト。実は、その光は眼に、人体に深刻な影響を与えている。眼精疲労や加齢黄斑変性など眼への影響だけではなく、夜間に過剰なブルーライトを浴びると体内時計が壊れ、心身に変調をきたすのだ。LEDディスプレイから発せられる、そうした光をカットするPCメガネの登場など世の中の関心が高まるなか、増え続けるブルーライトの使用に警鐘を鳴らし、対策を伝授する。【目次】はじめに/第一章 ブルーライトはハザードか?/第二章 ブルーライトはどこから出ている!?/第三章 ブルーライトと時計遺伝子/第四章 ブルーライトと健康/第五章 ブルーライトとの付き合い方/おわりに
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Posted by ブクログ
CRTよりも目に優しいと言われた液晶ディスプレイから放たれるブルーライトは眼にダメージを与えるという。そんなことも含め、人間が「リズム」を基本に命を長らえていることがよくわかる。喰う、寝る、食べる、があらゆることの基本かと。
Posted by ブクログ
タイトルから想像される内容以外にも、視覚の仕組みについてやそもそも光についても書かれており、知識が増える。タイトルがちょっと尖り過ぎなんじゃないかと感じた。
Posted by ブクログ
ブルーライトのいいことわるいこと、深い!
ただ、ブルーライトの話は面白いけど、作者の睡眠に対する理解はいまいちな気はする。
P178 7.5時間が理想的、90分サイクルだからちょうどいい、 という記述あたりとか。
Posted by ブクログ
ブルーライトを長時間浴びるとビジュアルサイクルが追いつかず、目のかすみや視力低下の原因になるだけでなく、網膜に不要な老廃物が溜まり炎症の原因になる。また、就寝一時間前のメールチェックはエスプレッソコーヒー2杯分の覚醒作用があることも分かっている。他方、ブルーライトを浴びることで認知症の進行を妨げる研究結果が報告されている。ブルーライトをハザードとしてのみ捉えるのではなく、正しい知識と情報を持ち、今後どのようにして付き合っていくかが肝要。
Posted by ブクログ
近接して、長時間強い光を見続けるというのは現代社会における精神的生理学的脅威である。そのリスクが広く社会の共通認識となってほしい。
紫外線が危ないのかと思っていましたが、もっと広く身近な危険があったのですね。
そういわれてもなかなか手放せませんが。