【感想・ネタバレ】幻月楼奇譚のレビュー

あらすじ

鶴来升一郎(つるぎしょういちろう)は、老舗の高級味噌屋の若旦那。名だたる「道楽息子」で、器用貧乏の変わり者。そんな彼のご贔屓(ひいき)は、怪談にしか能がなく、金次第でなんでもする曲者(くせもの)の幇間(たいこもち)・与三郎(よさぶろう)。嘘か真実(まこと)か若旦那、与三郎に言い寄って!?吉原(よしわら)の料亭「幻月楼(げんげつろう)」の座敷を夜ごと彩るのは、人の世の欲望とあやかしが織りなす不思議語り。

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Posted by ブクログ

次々起こる事件と、若旦那と幇間のあいだの遊びの一環のようでいて本気なのかと思わせるじれったいやりとりからも目が離せない。

2
2009年10月04日

Posted by ブクログ

何も考えずに買ったのだけど、久々にオオハマリものです。今市子。
内容もいいけど、若旦那と与三郎と触れそうで触れないところがいい!(いや、触れているんですがね)
若旦那のキャラがほんといいなぁ・・・年1回の連載で、単行本が3年に1度しかでない、とかいうのはほんとやめてほしい・・・。

1
2010年07月07日

先生の作品が好きなら

今市子先生の作品に最近ハマっていて、無料だったので読んで見ました。本屋で見たときはこれはblではないと思っていて買う気はなかったのですがblだったのですね。
主人公の味噌屋の主人と彼に気に入られてる太鼓持ちが始終いちゃいちゃしててとても良いです。エロいことはありませんでしたけど不思議ミステリとblの雰囲気がちょうど良い感じでした。
5巻まで出てるのですね。気になります。

0
2020年07月01日

Posted by ブクログ

昭和初期。
高級味噌の老舗の跡継ぎが、花街で出会った男芸者こと幇間。
父がその店の帰りに階段から落ちて急死したのだ。
幇間とは、客の取り持ちなどをする男性。
変わり者の味噌屋の若旦那は何やら過去のある彼にご執心して、男二人で飲もうとするのだった。
という点ではいわゆる何ですが~そちらの描写や進行はほとんどなし。

二人で奇怪な出来事に遭遇する、事件帖みたいな展開。
しっとりした時代の雰囲気、着物姿も風情あります。
ちょっとしたコミカルな描写も楽しめます。

0
2011年05月14日

Posted by ブクログ

1巻(2巻まで出ています)。
味噌家のボンボン×タイコ持ち。
BL度は高くありませんが、ひと昔前の日本を舞台に、怪奇をベースにした大人の恋の駆け引きが面白いです。
今さん独特のジャパニーズホラーの雰囲気が光っている一冊です。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

老舗高級味噌屋の若旦那・鶴来升一郎は名だたる道楽息子で器用貧乏の変わり者。そんな彼のご贔屓は物の怪の見える曲者の幇間・与三郎。……げに怖しきは人間か妖か――。

面白く、そして人間関係は深く複雑で難しい。それが絵と相まって、上手く人間味を帯びている気がします。"

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

今市子さんの作品はこういう不思議系が私は一番好きです。若旦那と幇間のちょいボーイズっぽいお話。ただいま続編が連載中です。早く単行本になってほしいな。

0
2010年05月07日

Posted by ブクログ

限りなく昭和初期に近いある時代(笑)吉原の『幻月楼』を舞台に幇間(男芸者)と老舗味噌屋の若旦那が繰り広げる、ちょっと不思議な人間模様…ッテ感じか。いやねぇ〜…今市子さんの作品は感想書くの難しいんですよ。突っ込みどころの見当たらない…非の打ち所の無い作品ばかりだから。よくコメディ作品とかで笑わせるシーンっちゅーのは「笑わせるぞ!」という勢いや画(所謂ギャグ絵)だったりするんですね…まぁ月子はコメディホモが何よりも好きなので、別に最初から最後までハイテンションで飛ばすギャグホモとかも嫌いではありませんが…しかし、今市子さんの作品っちゅーのは「笑わせよう!」という意気込みが紙面から伝わってこないんですよ。何て言うかね、お笑いの方達が芸を見せるのと違って、街中でふと目に留まった、本人はそういうつもりで無い些細な仕草や成り行きに「クスッ」と笑ってしまう…人間模様の可笑しさ…そんな感じなのです。ああ!巧く説明できないのがもどかしい!!!ホモ漫画という括りに入れてしまうのは余りにも勿体無い(いや、ホモを下に見てるワケではないですよ?大好きなんで/笑)本当にクオリティが高いです。しかし、逆に「ホモ漫画」を求めて読むと…物足りないのは確かかな。甘いシーン何ていうのは一話に一つあれば良いほう。でも、ほんのりとした色気が漂うんですよね〜。あ、内容に触れてなかった。えーっと…若旦那のすっとぼけ具合と一筋縄ではいかない与三郎が良い。しかし、与三郎も幽霊とヤれるんだったらいい加減観念すればいいのに(笑)いやいやハマると怖いから若旦那とは一線引いてるのかな?それはそれで良いのぅ…ふふ(誰)複雑に入り組んだ事件もあったりして飽きさせません。「其ノ三」の若旦那と与三郎のキスシーンで、本を逆さにした人、挙手〜!(はーい)年一回の連載(七夕か?)なので、次巻の発行はいつのことやら…。

0
2009年10月04日

無料版購入済み

面白い

単純に絵がめちゃくちゃ上手いですしホラーと幻想とちょこっとだけBLが混ざっていて
とても面白かったです。

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2022年03月02日

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こういうのもBLというのでしょうか?直接的な表現はないけれど、男性同士の仄かな恋心のようなモノが描かれていますが、さほど気になりません。
舞台が昭和初期なので、まあ、そういう文化もあったよね、くらいの感じです。
お茶屋が中心のストーリーで、退廃的な雰囲気が良いです。

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2014年07月13日

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大正末期、吉原、若旦那×幇間…… 
駄目だ、ただでさえ設定が良すぎるというのにその上物の怪が絡むとは!
キャラの外見が安定していなかったり場面転換に戸惑うところもあって、すらすら読めるというワケでは決して無いのですが、そこはそれ、二度三度読めば読むほど味の出る市子先生ですから。
にしても与三郎はどこまで本気なのやら……
主役のふたりがソコソコ遊んでるところが大人だと思う。

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2010年09月22日

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あたしの知ってる今市子色が強い作品だった。『百鬼夜行抄』系だよね。しかし、charaは「そーいう」レーベルですよねぇ?(20060223)

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2009年10月04日

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「坊ちゃんあちらに山崎屋さんがみえました ご挨拶をお願いします」「はい このたびはどうもご愁傷様です」「坊ちゃん! それはこちらが言うんじゃなくて・・・」

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2009年10月04日

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ちょっとBLの要素が入ってはいるけれど、路線としては代表作の「百鬼夜行抄」ですね。老舗味噌屋の若主人と、妓楼の幇間との・・・あ、愛?(笑)と不思議な話の連作短編集。

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2009年10月04日

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ちょっとBLの要素が入ってはいるけれど、路線としては代表作の「百鬼夜行抄」ですね。
老舗味噌屋の若主人と、妓楼の幇間との・・・あ、愛?(笑)と不思議な話の連作短編集。

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2009年10月04日

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昭和初期の味噌屋の若旦那とたいこもちの話ってどういう設定なんだ!
でも「百鬼夜行抄」と「楽園まで…」が混ざった感じで良い。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

<あらすじ 裏表紙から抜粋>
鶴来升一郎は、老舗の高級味噌屋の若旦那。名だたる「道楽息子」で器用貧乏の変わり者。そんな彼のご贔屓は、怪談にしか能がなく、金次第でなんでもする曲者の幇間・与三郎。嘘か真実か若旦那、与三郎に言い寄って!?吉原の料亭「幻月楼」の座敷を夜ごと彩るのは、人の世の欲望とあやかしが織りなす不思議語り。
</あらすじ>

 今市子、すき…!!美しい絵、効いたユーモア、仄かに匂わせる男と男の怪しいかおり…すき…。笑。今市子の描く漫画に出てくるのは必ずどこか短所がある男なんですよね…。完璧なひとは居ないんです。本当によくいるようなひとを描いて、でもそれでいてかっこいいんですよほんと…。若旦那、最高。すてきすぎます。ホラー交じりなので二重に楽しめるところもすてき。
 …垂れ目がちなその顔が、創造している火村(助教授&作家シリーズ@有栖川有栖)そっくりで役得…

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2009年10月04日

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代表作「百鬼夜行抄」のテイストを生かした作品。ボーイズラブカテゴリに入ってはいますが、過激な表現はないので、カテゴリ苦手な方でも抵抗は薄いと思います。逆にBL好きの方には物足りないかも?

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2009年10月04日

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作者:今市子
「あんた…とんでもないワルだね。すっ頓狂なバカ旦那って聞いてたのに。これじゃあ話が違うよ」というシーンが好き。
あと「しょうがないお人だよ」も。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

百鬼夜行と違って、魑魅魍魎は登場しないのが、少し物足りない。けど、怪しげな登場人物の面々と、レトロな時代設定の雰囲気は、結構好き。

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2011年07月15日

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雰囲気は百鬼夜行抄っぽいので、好きな人でこっち系も大丈夫なら(駄目でももしかしたら大丈夫かも)ぜひおススメしたい!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

今市子さんの怪談噺、ファンにとっては垂涎物でございます。
よくわからない時代背景ですが雰囲気がよろしい。

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2014年04月04日

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今さんのお得意分野。BLで不思議系を描かせたら本当にうまい。若旦那と与三郎はこれからどうなるのか楽しみです。

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2011年07月23日

Posted by ブクログ

一流料亭にも味噌を卸している
老舗の高級味噌屋「鶴亀味噌」
そこの主人が亡くなった
飲み屋からの帰り道、酔っ払って石段から転げ落ちて死んでしもうた

その鶴亀味噌の跡取りが…また、エライ良い男での~~
その名を升一郎さんと言う
このお方、少々すっ頓狂なお人柄での

父親の仏式葬式じゃ~言うのに拍手を打ったり
弔問客に「この度はご愁傷さまで」っと挨拶したり
かといってボケでは決してない
若いし、ルックスも良いし、何だってソコソコ出来る
この「ソコソコ出来る」ってのが問題で
逆手に言うと…
「何をやらせてもモノにならない」っとも言う

あ~この言葉・・・私には耳に痛い言葉じゃ(笑)

さて、そんな葬式の晩に
死んだはずの父親の遺体が歩いたっ!
あんまり出来損ないの跡取りを心配して
父親が死んでも死に切れんで歩いたんじゃ~なかろうか?
なんぞと口さがない輩がウワサをした

すっかり心配した親族が初七日もやっと明けた頃に
升一郎さんを伴って、吉原の「幻月楼」って飲み屋で
飲み会をセッテイン「グー」した(笑)
が、その「幻月楼」こそ、死ぬ前に父親が行っていた飲み屋であった
「幻月楼」からの帰り道、父親が落ちたであろう階段を覗いていたところ
升一郎さんは何者かに石段から突き落とされそうになる

っていうことは…父親は事故ではなく、殺されたのか~っ!?

「幻月楼」で出会った幽霊話の得意な幇間(タイコモチ)の与三郎
幇間ってなくらいだから男なんだが…
あまた降って湧いたかのような縁談話を振り切る為か
升一郎さんは与三郎に言い寄ったりします
本気なのか何か思惑があるのかがイマイチ解らない(笑)

これに今市子流の「あやかし」さん達が見え隠れしつつ
話はどんどんと進んでまいります
全部で4話。
店の名も「幻月楼」だが…なんだか升一郎さんも幻のような
ウソがホントでホントがウソか~
特とその目でご覧くだされ~~(笑)

ホラー雑誌とホモ雑誌と動物雑誌にしか漫画を描いた事のなかった作者が
初めて綺麗~な少女雑誌に「ホモっぽい?」漫画を描いた?
ってな風に「あとがき漫画」に描いてあったが…
結局、予定は「ホモ」、過程で「SF」、結果「ファンタジー」と
変身していった漫画らしい(ガハハハハハハハ)

今市子の漫画は…内容までが変化自在の「あやかし」で大変面妖である(笑)

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2010年09月10日

Posted by ブクログ

今市子さん初読み。ジャンル的には好きなんですが、なんだか読みにくかった。話がややこしく、登場人物の区別もつけにくくて、それだけで手間取り何度も行きつ戻りつして読んだ。それでもお話を理解できていない気がする(苦笑)若旦那のすっとぼけた性格と、与三郎にたいするべったり感が楽しいから最後まで読めましたが。与三郎の本質にも興味がありますし。

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2010年08月06日

Posted by ブクログ

「百鬼夜行抄」は大好きでBLのほうは全然読んでいない今市子さん。
タイトルに魅かれて裏表紙を読んでみたところ「吉原の料亭幻月楼の座敷を夜毎彩るのは、人の世の欲望とあやかしが織りなす不思議語り」のフレーズ。
「これはっ!!」と思い読んでみたところ大好きな世界でした。
全然BLっぽくなかったけどw

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2010年06月28日

Posted by ブクログ

普段BLは読まないというか好まない方でもけっこうすんなり入れるかもしれません。私がそうでした。どぎつい場面はないのでまあOKでした。
BL主眼というより『お茶屋さんとそこに通う若旦那』+物の怪の設定にちょっぴりBL…という感じ?でしょうか。私は『百鬼夜行抄』シリーズが好きで新刊を待ち望んでいる間を埋めるためにこの本にたどり着いたのですが、やはりストーリー・キャラクターがおもしろくて満足です

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2010年01月07日

Posted by ブクログ

昭和に近い辺りの時代物、なのですが、
与三郎は何だか報われない感じが可愛くて、
味噌屋の若旦那、升一郎は駄目ボンボンっぷりがたまらないっ。

時代感も綺麗で雰囲気があって素敵です。

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2009年10月04日

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