【感想・ネタバレ】水車館の殺人〈新装改訂版〉のレビュー

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ネタバレ

館シリーズ第二弾。
十角館のインパクトに負けず、こちらも面白い。
そこまでミステリオタクというほどでもない私でも、少しは謎解きできるくらいにはやさしいトリックもあった。
面白くてどんどん読み進めてしまった。
正木慎吾が藤沼紀一になりきっていたのは気づかなかった。
少し勘付かれたくらいで殺人をするくらいなら、年に一度の来客もなしにしたらいいのに…と思ってしまった。笑
正木は悪いやつだが、今までの人生とこれから死刑になるであろうことを考えると不憫な気もする。

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2024年04月23日

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ネタバレ

館シリーズの第二弾。
水車館で起こる事件を現在と過去を行き来しながら話がすすんでいく。
十角館に続いて面白かった。

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2024年02月09日

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ネタバレ

ゆりえは結局どんな気持ちで行動してたのかがいまいちわからなかった。10歳ぐらいで引き取った女の子と結婚するのも意味がわからないし。
やっぱり十角館の館ほどの驚きではないけどとても面白かった。

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2024年06月04日

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ネタバレ

密室からの人間消失の謎から考え始めると連鎖的に真相に近づいていける。抜け道はない、唯一の経路は監視されていて見落としはない。となれば、最初からいなかったかまだ出ていなかったか別に方法で脱出したかしか残っていない。さらに前二つが目撃証言によって潰されるとあとは窓しかない。しかし窓は狭く人の形態のままでは通れない。ということは殺されてからバラバラにされたのだろう。そういえばバラバラ死体がどこかであったなぁ……じゃあ入れ替わりか?でも指が落ちてたよな……指だけ本物だったとしたら?手袋はめてるやつがいたな……しかも仮面をつけていて、そういえばちょっと一人称の語りが違和感あったな……とどんどん繋がっていくのが気持ちいい。しかし最後まで元々の看守がどこに消えたのかの謎が残る……そして不気味な終幕。

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2024年05月30日

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ネタバレ

過去と現在が交互に書かれているが、過去と現在で同じ場所、登場人物もほとんど同じメンバーなので、慣れるまではちょっとだけ混乱した。館の主の顔が出てこないので本当に本人なのか、いなくなった男も実は死んでるんじゃないか、と疑って読み進めてしまった。百合絵さんの動きは読めなかった。嵐の中次々と起こる事件が不気味な館を際立たせている。

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2024年04月26日

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ネタバレ

館シリーズ第2弾

過去の事件とそれから1年後の現在を行き来しながら話は進んでいく。
過去におきた嵐の中の転落、失踪と殺人事件、絵画の消失。そして、現在でも殺人事件がおこってしまう。私は読めば読むほど謎が深まるばかりでした。それだけに、島田潔により真相が明らかになる場面は一気に読んでしまいました。
真相を知ると、もう一度読みたくなる。読み返してみると、何気なく読んでいた文章の意味が、さらに深いものになっている。違うものになっている。あぁ、、、そういう事だったのか。ため息が出る。

建築家中村青司の設計した『水車館』藤沼紀一の描いた『幻影群像』どちらもこの殺人事件をさらに不気味に、そしてどこか幻想的な物にしている。無いのは百も承知だけど、見てみたいわー

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2024年04月22日

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ネタバレ

倉本以外の登場人物にあまり愛着が持てなかったけど、楽しく読むことができた

仮面と車椅子の時点でこいつ怪しいな、とは思っていたけど、まさかあんな風に入れ替わっていたとは、、、
真咲慎吾が自分の顔を悲観している描写って結局なんだったんだろう?
読み飛ばしただけなのかもしれないけど、紀一と入れ替わった後に自分の顔を変える描写が見当たらなくて、最後まで謎のままだった

時系列が入れ替わるシステムは賛否両論あるんだろうけど、自分は頭がごちゃごちゃになるし過去と現在をそれぞれ分けて書いて欲しい派、、、

ミステリに出てくる女の子って、だいたい身長が小さくて自分の意思がない美少女だけど、なんでなんだろう?
作者のおっさんだから?

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2024年03月19日

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ネタバレ

今回も面白かった。館の形とかを頭に入れるのは苦手だけど、模式図があるからありがたい。
過去と同じ状況に置かれた現在の中で、館の主人の怯え方が異様で、真相が明らかになるとしっくりくる。
焼かれた死体は別人だとは思ったけどそっちだったのかと言う感じ。幻想的なラストも好き。
盗まれた一点の絵にも意味があるのかと勘繰ってしまったけどそれは何でもよかったみたい。

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2024年01月31日

ネタバレ 購入済み

再読だからこそ良い

むかーし、十角館で衝撃を受けた後に、これを読んで、
仮面の主人だなんて、なんか如何にもだなーっ、これはイマイチだったなって印象だった。
でも、読み直すと、思ったより面白い。

著者の新装版あとがきを読んで、うんうん、その通りだなぁと思った。
ミステリのお作法もちゃんとしてる!

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2022年10月11日

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ネタバレ

前作はもろクリスティーだったから新鮮味の点でいまいちだったけど水車館は面白かった。
過去と現在が交互に描写されてるから内容がわけわかんなくなりがちだったけど慣れてくればこれはこれで楽しめた。
得体の知れない誰かが館にいるかもしれない恐怖とか開かずの書斎とか、ちょっとホラー感強かったかな^^;

由理絵に至っては、ほぼ悲鳴しか上げてないこの登場人物は要るのか?って思ってたけど最後の最後でそういうことか……でも何にも知らない囚われのお嬢様みたいな顔しといてだいぶ強か。正木に色々吹き込まれたとはいえ浮気するわ犯罪に加担するわその1年後には他の男受け入れるわ挙句最後は「私わかりません」だもんな…正直こういう女嫌いだわ…(*_*)
でも何も知らない人形同然だったからこそ唆されると影響されやすいとか染まりやすいってのもあっただろうし、色々し始めたのも人形状態から徐々に意志を持ち始めてるってことだもんね…

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2024年04月07日

ネタバレ 購入済み

館シリーズの始まり

推理小説ファンなら、大まかなトリックは予想がつくかもしれない。しかし、それでは細かなところで矛盾が生じる。ピッタリ合うピースを見つけるための推理が楽しかった。最後まで期待したような大どんでん返しは無かったが、それでも引き込まれるように読み進めることができた。普通は禁じ手の隠し通路や隠し部屋が、どのように絡んでくるのかもこのシリーズの楽しみかもしれない。

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2020年10月01日

ネタバレ 購入済み

十角館が面白かったので2作目のこちらも購入し、先程読了しました。
クローズドサークルの中で次々と登場人物が殺されていく、次に殺されるのは誰なんだ…?誰が生き残るんだ…?と言う緊張感の中で物語が進む十角館とは違い、今作は主に過去に起きた事件を紐解きながら現在に結びついていくと言う流れのため、1作目と比べると非常に淡々と話が進んで行く印象を受けました。
また、今回は状況的に考えて被害者を「消せる」のはあの人物しか居らず、憶測でしかないが恐らくあの人物も共犯だろうと言う目星は付いていたので犯人が当たった時はニヤリとしたものですが、入れ替えが2回起きていたとまでは考えが至らずなるほどそういうことかー!と思いました笑
思い返せば犯人の癖や主人の異変には鈍感な執事の存在など伏線はやはり散らばっていたとは言え、読者の想像の更に一歩を行くトリック(自分は気付いたけどなと言う方は申し訳ありません笑)に脱帽です。面白かったです。

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2018年01月27日

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ネタバレ


十角館を数ヶ月前に読んでそれから
いろいろなミステリを読みましたが
綾辻行人は本当に読みやすい!!

仮面をつけた館の主人、焼死体。
入れ替わりトリックは絶対あるだろうな…って
思いながら読みましたが、それでも面白かった。

ゆっくりでも館シリーズは読破したい!

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2024年04月07日

ネタバレ 購入済み

ネタバレあり

館シリーズ2作目の作品。森深くに建てられた一件の水車を模した館。過去に起きた事件と現在の時間軸での出来事を交互に描きながら物語は進行します。
ミステリとしては優しめかな、所々の表現で入れ替わりにはすぐに気づける展開でした。由梨絵の藤沼紀一への態度が過去と現在で明らかに変化があることから犯人はほぼ確定的でした。むしろ古川恒仁の消失は確かに単純だけど想像させづらいミスリードを示していました。ついつい館に何かあるのではと疑ってしまいます。十角館の殺人が不意打ちで真相を告げたことに対して、推理としてはこちらが考えやすい内容です。次回にも期待します

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2015年10月02日

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