あらすじ
「風林火山の行くところ敵なし」諸国にその名を恐れられた猛将、武田信玄が死んだ? 過ぎし日、三方ヶ原の戦いで惨敗を喫した徳川家康は、真偽を確かめるため直ちに7人の伊賀者を甲斐へ送り込んだ。一方、信玄なき武田軍団の弱体を痛感する軍師山本勘介は影武者を擁立。信玄存命と見せかけてこれを猿飛、霧隠の二人の忍者に死守させた。甲府盆地は、たちまち忍者同士の熾烈な攻防に血塗られていった……。奇奇怪怪の忍法争いを通じて武田家の存亡を描く、山田風太郎の傑作忍法帖!
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Posted by ブクログ
お、割とエログロ控えめな本。
それが第一印象でしたね。
確かに犯される、等の表現は出てはきますものの
ほかの作品よりはきつさは控えめに思いました。
おそらく純粋に忍者が関わらない
場面もあるからそう映るのかもしれませんね。
そして、そんな強敵たちを
冷静に討ち取る真田の忍者…
恐ろしいものです。
この作品の最後はエログロとは
比べ物にならないぐらい
しんみりときました。
おとなしいけれども読みやすいはずです。
Posted by ブクログ
忍法合戦よりも武田軍の苦心や苦悩がメイン。僕は甲府生まれなので登場する武将や地名に馴染みがあり、その分余計に楽しめたのではないかと思いました。