【感想・ネタバレ】軍艦忍法帖のレビュー

あらすじ

乗鞍丞馬と名乗った飛騨の浪人は、将軍の御前試合で得体の知れぬ幻法、妖術を使ってすでに六人を倒していた。だが七人目に立った旗本、宗像主水正の剣が丞馬の片腕を叩き切った。幻術は破れたのである。それは主水正の背後に見た女の面影のせいであることを丞馬は知っていた。飛騨の幻法は女を恋したときに破れる。やがて主水正の妻となる女、お美也に、丞馬は一目で恋したのだった……。秘めたる恋に生命を賭け、飛騨幻法を駆使して愛する女を護りぬいた最後の忍者の凄絶な一生。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

登場する忍者はたった独り、忍法はわずか数種類、舞台は異例の幕末…と、これが忍法帖長編第三作目とは思えない挑戦的な作品。ラスト間際は悲愴感に耐えられず「早くみんな死んでくれ」と願ってしまったほどでした。傑作。

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2013年07月19日

Posted by ブクログ

明治全集読んでる途中に忍法帖にも手を出してみた。そしたら幕末物で勝安房は出てくるし益満休之介は出てくるしでもうほぼ明治物。

最後にお美也が右近に靡くあたり、なんだか0083のラストのニナを彷彿とさせられたな。丞馬って男もお美也って女も、哀し過ぎたよ。

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2009年10月04日

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