【感想・ネタバレ】叛旗兵のレビュー

あらすじ

上杉勢を率いた直江山城守が関ヶ原の戦いに敗れて10年。大御所家康の近くより難題が持ちこまれた。家康の懐刀、本多佐渡守の次男長五郎を、山城守の養女の婿に、というのである。本多の狙いは直江家乗っとり、上杉家の監視にあるのだろうか。山城守秘蔵の家臣、直江四天王は猛反発を示した。長五郎は本多が仕立てた隠密の噂さえあるのだ。山城守は苦慮の末、上杉、直江両家の安泰を図る一計を案じた。四天王の力を活用した、その一大奇策とは? 豪放大胆な構想で描く傑作長編。

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Posted by ブクログ

直江はあまり出てこないけど、これは直江の「叛」の話だと思う。

秀吉側から家康方へ走った武将達は主変えの「叛」。慶次達上杉客将や真田幸村ら大阪方は反骨の「叛」。でも、直江は主の為に自分に背いた意味での「叛」。

直江があまり出てこなかったのは、直江の「叛」を浮き上がらせるためではなかろうか。

慶次達は直江を骨が抜けたと罵ったけれど、直江は主に叛かない為に自分に叛くことを決断したのであって、腑抜けた訳ではないと思った。

でも、直江の決断は慶次達には受け入れられない。

『くのいち紅騎兵』から繋げて見てしまっていたから、両者の対立が辛かった。

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2012年11月29日

Posted by ブクログ

歴戦の名将たちがあられもない姿になってく様に笑いが止まらなくなること必至。そんな滑稽で痛快な展開とは裏腹にラストは寂しさを感じます。

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2009年10月04日

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