あらすじ
会計の使える経営管理者になりたかったら、いきなりリアルな財務諸表と格闘せよ。経理マン、会計士が絶対に教えてくれない経営戦略のための会計学。
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Posted by ブクログ
難しい会計を机上の論理だけに終始するのではなく、会社の中の幅広い業務に従事する中で、少しずつ習得していくことを目的とした本で、自分のような会計が苦手な人間でも、意欲がわいてくる本。
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経営者(リーダー)向けの会計本のため、細かすぎず内容がシンプルでわかり易い。練習問題もいい教材。1回で理解できなくても、数回読めば理解ができると思う。
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今まで存在は知っていてもどうしても目を通す気になれなかった財務諸表たち。この本を一読してから、BS, PL, CFのハードルが若干下がり、サッとでも目を通す気になることができました。
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会計の入門書としては、ストーリーにもよらずかといって教科書的にもならないという点での良書。同時期に「さおだけ屋」が出たから注目されなかったのかもしれないけど、コンセプトは非常にいいですよね。例として取り上げているライブドアの決算が粉飾だったっていうオチはこの本を書いている時点ではわからなかったわけだし…ただまぁ、ソフトバンクや楽天の決算にはもっと深く斬り込んで欲しかったかも。これは今の両社を知るがゆえかもしれませんが。
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「会計はビジネスの共通言語」という言葉は今まで読んできたビジネス書に何度も出てきた。昨年日商簿記を勉強したのも何かの縁だと思い、またこれからもっと上の役職の人たちと話せるようになりたいと思い、財務諸表が読めるようになりたいと考えた。
この本を最初の1冊に選んで良かったと思う。会計とは何か、経理マンになりたいのか経営を語ることができるようになりたいのか、などの根本的知識・意識問題から始まり、具体的な企業の例をとりながらそのBS、PLを解説しながら、「事業とは」「経営とは」を教えてくれる。
後半具体的にBS、PLを読んでいく部分になると、さすがに難しくなる。実際理解はしていない。けれどかなり良い入門書だと思った。
残念なのは、2005年初版なだけに、紹介される企業の決算資料も古い。総量規制の導入により消費者金融の黄金時代は終わって武富士も倒産した。ソフトバンクには今や「i Phone」がある。ぜひ新しい資料を使ったものに書き換えてほしい。
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大枠から会計を学ぶ。いい意味でざっくりしていて、会計会計していない。会計がニガテでも挫折せずに読めるでしょう。事例がでてきており、会社のビジネスモデルとかから話が進むので読者には優しく。数字が一人歩きしない。
ただ本書が2005年の本で、その時期のデータに基づいているので、やや古さを感じてしまうのが残念。その時期に読んでれば良かったなぁ。
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会計の重要性・身につけ方について述べたしごくまっとうな本。
メッセージ、内容ともにわかりやすく良著である。
・利益ランキングでその時代の盛り上がり、流れがわかる。
娯楽の時代である現代において、かつてはゲームが一世を風靡していたが、現在は携帯電話が中心となって牽引している。
・自然言語、機械言語、会計言語がビジネスで有効な言語としてあり、体系的に学びたいのであれば、どこかに通って学ぶべきであるが、実践で使えればいいというのであれば、実践に飛び込んでみにつけることが早道であり、コツである。
・会計言語は会社の状況を映す写像である。会社の状況は業種によって異なり、複雑で把握しづらいが、会計フィルタを通すことで同じ土台にたって比較・分析できるようになる。
・財務諸表、損益計算書を見れば利益がわかる。身近なものに関する会計センスを養うことが大事。レストランにいって、これはいくらくらい経費がかかっていて、いくらくらい儲けているかが見えるようになるくらい。
・全ての業界が金融業界、情報産業につながっているという話がおもしろかった。金融すなわち情報産業というものは全てに通じる分野であり、収益性も期待できる分野である。ある程度以上大きな企業体は全て進出しているとのこと。
ソニー・トヨタ・ヤフー・ソフトバンクなど
・バイオビジネスも情報産業とのこと。ソニー・トヨタ・ホンダなどは参入済みとのこと。全ての産業が人を幸せにして収益をあげている以上、その人はどのようにできているのかといったメカニズムは根本論であり、人間理解につながる分野であるから。
・トヨタは非常に多角化しており、BSが競合他社のホンダなどと比べてもだいぶ大きくなっている。
・日産ゴーン社長 コスト削減だけではなく、商品開発をしっかり行い、成長していくことが再建には必要である。
・大局観を高めてくれるのが会計である
良著でした。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
財務諸表をアバウトに見るだけで、次の戦略が見えてくる楽天、ソフトバンクはなぜ何期も赤字を続けても成長するのか?
ソニーはなぜ行き詰まったのか?
トヨタ、セブン‐イレブン…、大企業はすでに金融業になっている。
経理マン、会計士が絶対に教えてくれない経営戦略のための会計学。
[ 目次 ]
第1章 リーダーに必要な“ドンブリ勘定”(リーダーに欠かせないのは情報リテラシー 行動力も情報発信能力 ほか)
第2章 会計情報で世の中を鳥瞰する(利益ランキングで時代が見える 日本トップの企業ランキングを読む ほか)
第3章 ビジネス・モデルを大まかに読む(組織マネジメントとは 経営はストックの拡大再生産プロセス ほか)
第4章 会計で会社を立て直す(財務リストラとは 税金が払えなかったヒット漫画家 ほか)
第5章 ビジネスプランをラフに描く(「儲け方」をデザインする 暗算で貸しビル投資にチャレンジ ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
BS, PLをとにかく分かりやすく描いています。なかでも「金額比例縮尺」で並べてイメージをつかむ方法はうーん、なるほどです。身の丈に応じた運営をしているかどうかはここが肝だと感じるくらい。
Posted by ブクログ
2005年発行の本であり、少し情報が古い点は気になった。
会計学とビジネスをうまく結び付けており、深すぎる会計知識の説明や浅すぎるビジネス成功事例の羅列などではなく、ちょうどよい塩梅で会計とビジネスの関係性を理解できた。
会計財務系知識をただの頭でっかちに身に着けた知識はあるけどビジネスセンスのない人にはならないよう、ビジネス、社会とリンクさせながら俯瞰的に吸収し続けていきたい。
Posted by ブクログ
20年前の本ということで、企業ランキングや業界動向などに触れている部分は今とかなり変わっていて、比較すると興味深い。(消費者金融がこの頃は元気だったのね…)
レベルとしては初級。予想BS,PLを作るのはちょっと難しいというか、現実では練習問題のような前提条件を弾き出すところが困難なわけで…
入門書としては悪くない。たださすがに業界動向が変わり過ぎているので、今なら類似のもっと新しい本に当たった方がよさそう
Posted by ブクログ
2005年に出版された本なので、データが古いのはしょうがないとして、内容はとても分かりやすく読めました。練習問題がストーリー風になっているのも良かったです。内容が古いのは書かれた当時と現状とのギャップが答え合わせのようで逆に面白かった。この本を読んでいる途中に決算書を見る機会があったのですが、以前よりも気付けることが増えた気がした。
Posted by ブクログ
本当に今更ながら読みました。
ざっくり読むにはよかったです。
15年ほど経った今、ここに書かれている状況とは随分違っていて、それはそれで面白かった。
高利貸し金融業界の辺りは興味深かった。
なかなか経験を積まないとドンブリ勘定も難しいと思いました。
Posted by ブクログ
どんぶり勘定は、危険なこともあるので、この本に書かれていることを鵜呑みにすることはできませんが、概算で大雑把に方針が決められるような瞬発力がひつような場面も多々あります。詳細と概要、場面場面で使い分けることが肝要。この概要の抑え方としての導き書としては、役に立つ。
Posted by ブクログ
仕事で経理をしているので、会計の知識レベルとしては当然物足りない。
が、視野が狭くならないように、経理以外の人へわかりやすい説明ができるようにすることに、役立ちそう。
冒頭にあった、「会計の専門家のための本」と「経営者のための会計本」の間を埋めたい…というものに叶ったものなのかは少し疑問。
Posted by ブクログ
この手の本にはあまり興味がないのだけど、タイトルに自分の知識不足を指摘された気がしてつい購入。2004年当時ニュースになった企業の財務諸表の読み方の紹介だけでなく、模擬経営分析の問題も収録されている。
財務諸表って実際の経営分析でどう使うの?という疑問に興味が湧けばオススメ。
Posted by ブクログ
経営者は会計について理解するべきであるということを述べている。
また、財務諸表のイメージをわかりやすく解説しているため会計に壁を感じている読者にも読みやすい内容。
Posted by ブクログ
「会計はビジネスの根幹」ということは理解できた。入門書の入門書という感じなので、会計のイメージをなんとなくつかめる内容です。まだまだ分からないことが多いので、他書を紐解いて勉強をつづける必要あり。研究者もBSとPLが引けるようにならないとダメだという指摘はごもっとも。
Posted by ブクログ
簿記や会計の教科書的な知識を覚えたりするのではなく、BS、PLのポイントを大雑把に捉え、財務諸表から企業活動の何が読み取れるのか、感覚がつかめます。
Posted by ブクログ
簿記ってゆうだけで毛嫌いしてたけど、
これを読んで興味が出てきた。
BS・PLの説明とかなんだけど、ただ並べて、表を説明するんじゃなくて、
ふたつの「大きさ」みたいのを視覚的に説明してくれた。
大手企業の儲けの仕組みみたいのも説明あったし。
Posted by ブクログ
BS、PLを大づかみに見て企業の状態を推察する、あるいは企業の状態から大づかみにBS、PLを想像する、会計リテラシーについて説いた本。
会計にふれたことのないビジネスマン向けの本。
身近なビジネス対象からB/S、P/Lを考える訓練は、本書では簡単な事例しか出ていないが、会計センスを身につけるのに良い手だと思った。
Posted by ブクログ
リストラの手順というのがとても面白いです。まずは損切りなんだと。それから営業・生産だと。そしてそのあとに開発だ、技術基盤だとあります。これが手順なんですね。これは即効性に依るプライオリティです。
なるほど。このデンでいけば下らない施策はすぐに止めよ、不良在庫は捨てろ、と。それから効率化をして、その後でコアだ、強みだ弱みだという論議をせよ、となります。
この手順なのだけれども、どの程度、というところを示してくれるのが会計なのだと理解しました。
個人的な話ですが、読者私もかつてサラリーマンとして経理課に所属しました。だからといって特にそういうように会計を使っていたわけじゃないんですよね。結果を算出する作業をしていただけ。
結果を使うのが大事であって、算出作業そのものは別にどうということはないのだというところは自覚しています。
使うのが大事。なにせ会社というものの目的に関わっているからなんだ。著者も次のように言われている。「会計は『経営を包括的かつ統一的にとらえるツール』なのです。しかもこの世の中にこのような性格を持ったツールは会計以外に存在しません」(p.34)
製品知識も業務フローも最後は会計の言葉にしないといけないのですね。
良い本です。