あらすじ
Hができなくてフラれたばかりの私・江理子は、保育園で調理師をする27歳処女。ある雨の日、捨て猫を拾い駆け込んだ動物病院で、ワイルドな見た目の獣医・高間先生と出会う。ネコを介して親しくなっていくなか、いつのまにか私が診察される側に!? 「きみはまだ発情してないだけ。本能が“この男だ”と告げてくれる」――先生への発情を告白した私を導く、やさしく情熱的なキス。体に教えこむように施される丁寧な愛撫、そして――。
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古いけど、新しいんじゃ?
今更ながら読んでみて、古さを感じなかった。否、返って新鮮な感じです。この作者さんは日常を切り取るのが上手で、大好きです。
獣医師がヒーローに恋愛指南を動物の行動学で読み解くとは流石です。そうか!と納得させられること多々あり。結局、人間は他の動物と違って、本能だけではないから、複雑になるのだなぁ、ふむふむ。恋愛下手な人の一助の功になる本かも。
さらに、画作を変えて、おまけ話足して、再度出版なんてのもいいのでは!?
公園でワラビーを散歩させる場面がトキメキますので、是非!
悪くはないけど・・・
保育園で調理師をしているヒロインがある日猫を拾って、連れていった動物病院の先生と恋におちるお話です。
ヒロインは恋人に別れを告げられたばかりで、その原因となった相手とセックスができないという悩みを抱えています。
動物病院の先生は動物の発情期の話をしたりとちょっと変わっていますが、大人しいヒロインを怯えさせずに発情させる恋愛スキルを持っていて、2人のラブシーンは読みごたえがありました。
ただストーリーに盛り上がりがなく、双方に当て馬的な異性を登場させながら事件は起きないなど、少し物足りなかったです。
まだヒロインにアタックしていた男性との関係は一区切りついたけど、女獣医師さんの持ってきた話はどうなったのかなど、もやもやが残ったまま終わってしまいました。