【感想・ネタバレ】沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのかのレビュー

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Posted by ブクログ 2014年11月14日

アップルの将来性の何が問題なのかを知りたくて手にしたが、その直接の記述は後半の1/3だった。
事実を裏付けするためにインタビューや裁判のやりとりなど記述がとても多いため、500ページを越える大作となっている。アップルのことを少しでも多く理解したい向きにはいいかもしれないが、(本の返却期限が今日までで...続きを読む)そこまで付き合っておられないので、今回は半分くらいはスキップした。
現在の自分の仕事がアップルに依存している(=iOSアプリの開発)なだけに、最後に近くなると、読んでいて苦しくなってきた。僕はWWDCの講演をジョブスがやっていた5年くらい前から毎回ネット動画で観てきているが、たしかにジョブスもクックも"Amazing"と"Excellent"を連発するのが鼻についていた。でもそれが最近はとくにたいしたことでも無い改良に連発されるので、強く感じていたい。
Macのほうは、昔から今まで(スカリーがパフォーマーというしょうも無いものを売った次期を除いて)Windowsより優れているが、コストパフォーマンスが最も良いものではなく、シェアは一部、というスタンスを取ってきた。
iPhone/iPadもそのようになりつつあるのかもしれない。
iWatchも期待して準備するほどのことはなくて、それよりAndroid対応、または、HTML5による開発を考えた方がよいのかもしれない。
本書で紹介された「イノベーションのジレンマ」と「アップル帝国の正体」を読みたくなった。

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Posted by ブクログ 2014年09月28日

ジョブズまで、を描いた本は多数あるが、ジョブズ後はなかなか分かりにくい。アップルに対しては悲観的な見方に終始しているので好き嫌いがはっきり分かれそうな内容ではあるが、最近の動向がよくまとまっており読みやすい

クリステンセンによると、大企業では創造的破壊が起きにくい。既存の製品の改良を際限なく続け、...続きを読むやがてそれはプラトーに達する(iphone にこれ以上の解像度もメモリーも速度も、向上すればもちろんありがたいが、製品の魅力をとても高める、というものではない)。そうしているうちに、粗悪な後追いとして出てきたもの(アンドロイド)がより一層のスピードで改良を続け、先行者を駆逐してしまう。ここで、ソニーが挙げられているのはややショックだが、アップルも同じ道を辿っているという。

ジョブズはクックに「僕だったらなにをしただろうかと考えないでほしい。ただ、正しいことをすればいい」と言ってCEOを引き継いだそうだが、クックはやはりビジョナリーではないと感じている人が多数だろう。失敗に対して容赦がないので、イノベーションが起こりにくい。
ジョナサン・アイブのデザインこそがアップルをアップルたらしめているものだと思うのだが、、、新体制になってからは、アイブがユーザーインターフェースも担当することになったそうで、次の製品を期待をもって待ちたい。

・カリフォルニアの州法では、新車は6ヶ月以内にナンバープレートを取得しないといけないので、6ヶ月ごとに同じ車をリースし、新車に乗り換えることでナンバープレートのない状態をずっと維持している。

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Posted by ブクログ 2014年07月19日

(ジョブズが亡くなってから)一部の転職は「G2G」(Good to Great)と呼ばれている。ジム・コリンズが書いた『ビジョナリー・カンパニー2―飛躍の法則』の略称と同じだが、こちらは「グーグルへ行く」(Go to Google)の意味だ。

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