【感想・ネタバレ】宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた 実録なつのロケット団のレビュー

あらすじ

ロケットをつくって本気で宇宙へ行こうと結集した漫画家、作家、元IT社長たち。つけたグループ名は「なつのロケット団」。汎用部品を使って安価なロケットを開発し、衛星の軌道投入、そして有人宇宙飛行を目指す。抱腹絶倒のロケット開発ドキュメンタリー!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人生をこんなにも楽しんでいる大人達がいるのか

これが、読後の感想だった。
ポップな表紙にあさりさんのキュートな差絵、勇ましい男達の集合写真やロケットの爆破写真。統一感があるようで、ない。本書は、自作ロケットで宇宙へ行こうとしている「なつのロケット団」の活動記録とも言うべき一冊だ。国家を頼らず、あくまでも民間主体で開発を進める集団。職業も様々で、ホームセンターで購入した材料で、自宅の台所や風呂場でせっせとロケットのパーツを作成し、月に一度、全員が集合し、検討を重ねる。正気の沙汰ではない。届かぬ夢だ、と思いつつ読み進めるも、気持ちは徐々に宇宙へと飛んでいく。会社を辞め、一人、富士の袖野でロケットエンジンを開発(!)していた仲間も加わり、植松電機の協力のもと、北海道で打ち上げが始まる。はたして民間宇宙開発事業の金字塔となりうるか。

ここで彼らの熱き本気度を本文から引用する。
「有人宇宙船が完成し、安全性の確認をする段階になったら「生きて帰って来れなくてもいいから」と念書を書いて一番乗りをするつもりだが、たぶんメンバー全員、同じことを考えているんだろう。」ちなみに、ほりえもんこと堀江貴文も、そのメンバーのひとりだ。

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2014年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人工衛星を周回軌道へ投入するためのロケットを製作を、まさにDo it Yourselfしている本。

エンジニアもいるけれどクリエイターやホリエモンがホームセンターで買えるようなモノも使って、また本格的なメーカーの手も借りずに町工場との連携で作っていくのは、熱い。
普通にドラマだ。
ものづくりの楽しさを満喫しつつ、ちゃんと宇宙に向かって前進しているのは、羨ましさもあり。

「上手くいかなかったときはイイものを喰う」というのは、ほんと。

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2013年09月06日

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