【感想・ネタバレ】抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣のレビュー

あらすじ

不吉な地揺れにともない、統一帝国の一隅に一振りの剣が出土した。それは、統一皇帝サラと同じ、魔力を吸収する力をもつ剣だった。伝説の魔剣を軸に謀略が張り巡らされるが――。謀略のラブ・ストーリー、第3幕!

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Posted by ブクログ

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 ファンタジー。ライトノベル。ヤングアダルト。
 三巻目。
 魔物を殺す魔剣が出土する。
 魔王を倒して魔王になったかつての勇者サラ(統一皇帝)はそれを使って、自分に歯向かおうとする者を篩にかけようとするが、謀臣たちは自分たちが脅かされる「力」の象徴たる魔剣をよく思わず、静けさを保つが、元国王である若い男がそれを奪取、反乱を起こす。

 元魔王のラジャスはサラと同能力の魔剣に興味を持って、反乱制圧に参加。
 結局、剣を使いこなせない男はラジャスに破れ、サラに対する謎(魔力を吸収したあと、それはどーなるのか?)が深まったまま。
 
 サラとラジャスの恋は進展しません。
 だって……この二人、会話交わすことってほとんどないのだから。
 せっかく同じ城内に同居してるのに。
 でも、ラジャスは一方的に、サラへの理解が深まっている感じです。
 とはいえ、恋ではなく、戦力・能力分析みたいですけど。 

 元国王たちの嫌がらせは秀逸です。
 忙しいサラに「世間話」を持ちかけるという……。そして、サラが老いて死ぬのを待つという持久戦を覚悟……。
 魔王になったサラに寿命がくるのか、危ぶんだほうがいいよね?(まあ、人間だとしても、二十歳にもなってない小娘が寿命で死ぬの待つのって……女性のほうが長生きだし……)

 ラストがどうなるのか、気になります。

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2011年05月29日

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