【感想・ネタバレ】集金旅行のレビュー

あらすじ

とあるアパートの主人が死んで、小学校一年生の男の子が一人、残された。生前の主人と親しくしていた“私”は、部屋代を踏み倒して逃げていった人たちから勘定を取立てるために、年増美人コマツさんを伴って、思わくも黒々と集金旅行に出たのだが……。諷刺とユーモアに富んだ絵巻物。ほかに「追剥の話」「因ノ島」「白毛」「丑寅爺さん」「開墾村の与作」「釣場」を併録する短編集。

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Posted by ブクログ

心温まる佳作。
ユーモアがありつつ気品のある文章。
表題作は中村登監督の映画(佐田啓二、岡田茉莉子出演)にもなっている。
山陰の風景が美しい、いい映画だった。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

本作は今でも芝居もあるらしいです。井伏氏らしいユーモア溢れる筆致で、一人一人が起こす迷惑ごとがうねりになって、わーっと体を持っていかれるような感覚、ラストでホッと息の抜ける気分、これを味わいたくて何度も井伏作品を読みます。

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2020年02月10日

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