感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「エロとろR18」で第1話だけ既読。
あの中では印象に残っていた作品だったので、後日談が読みたくて購入しました。
明治かと思っていたら大正浪漫だったんですね…
このレトロな時代設定だったのが、いっそうファンタジックであやしさを増していて正解だったと思います。現代設定だとシャレにならないし。
大正時代を舞台にしたBLに今ハマっているので、引きこまれてしまいました。
スネかじりの貴族のぼんぼん×英語教師。二人は学生時代からの親友です。親交は大人になってからも続いていて、専らヒマな龍彦が周の勤める大学に顔を出すというパターン。
催眠術がこの頃日本に入ってきて大流行したんですね~
そんな時代背景を思い浮かべるだけでも、ロマンに満ち溢れます。
インチキだと一蹴する周に、龍彦は彼を実験体にして催眠術をかけてみると大変なことに…!
潜在意識の中にあった恋心を露呈してしまうのに萌えました。本心が見えるってエロいです。かけられたくない!
続きの話、ミステリアスな「三月怪談」が面白かったです。タキシード姿に貴族の社交界と華やかさも楽しみながら、小泉八雲ちっくな色気ある怪談にひんやりとできていい小品でした。
「円城寺伯爵の犯罪」は、デカダンスの香りが漂う話で( ̄ー ̄)ニヤリとしてしまいました。
円城寺伯爵にロックオンされてしまった周の災難。
周が英語学者なのでシェークスピアのソネットを絡めてくるあたりもぐっときました。
「淡雪事変」では、まさかの軍服萌えを堪能させてもらいました。軍服緊縛プレイもあったり…!
これでご飯三杯はいけました。
エロも扇情的で色気があってツボでした。絵柄は好みからずれているんですが、背景や小物もきれいできちんと描かれていて、物語の世界観にすんなり入り込めるところがよかったです。
私的萌えツボがてんこ盛りだったので大満足。
Posted by ブクログ
初読み作家さん。
攻め:安藤龍彦
受け:林周
学生時代からの腐れ縁である龍彦と周。
周が自分のことを好きでいることを知ってはいるけれど相手は出来ないと友人以上の関係にはなれないと一歩引いてる龍彦。ある日、催眠術に興味があるという周とふざけて、周に掛けてみたらあっさり掛かってしまい、しかも自分への激しい気持ちを露わにする周につい、手を出してしまう龍彦。
周はそれを知らずに日々を過ごし、しかし徐々に気になってしまう龍彦。そして、二人の前に男が現れ、周に執心してきて龍彦は穏やかでない。
初読み作家さんで、絵柄は今風のちまっとした感じ。ちょっと描き分けで分かりにくいところがあったけど、切なくて苦しいのの表現が絶妙だった。元々時代物はあまり読まないけどこれはそれなりに良かったです。
受けの大志は音声化するなら声優の鈴木達央さんにお願いしたい。すごく、合ってると思います。
でも、余談ですけど、この後の二人はどうするんですかね?時代的にそのまま二人で生き続けるとか難しいよね?そんな先のことは全く考えなくて、この話の内容だけ楽しめばいいのかな?ちょっとモニョっちゃったので一言。
Posted by ブクログ
今回は自分的萌えがなく…特に受けが美少年?で色気があるような描きかたなんですが商業的な何かを感じてしまって…(××)文学的なかほりのする作品なのは流石のカシオ先生だな~と。シェイクスピアー!
一話完結型の、催眠術とか憑依とか超常現象を二人で体験していく百鬼夜行抄のような感じなのかなと思ったけど中途半端に違ったし。戦争行ってしまうという攻めを監禁する(未遂)という展開に萎えてしまい、まさかこのまま痛くも痒くもなくのオチじゃないよねと思ってたら…でした。
カシオ先生好きなんですよ?(確認)でも今回は期待との落差が大きかったかな…。