あらすじ
中学校に入ってまもなく、突然いじめられる日々がはじまった雄哉と章司。怒りと悔しさに立ちすくむ二人の前に、「復讐計画を考えるんだ」と誘う不思議な先輩が現れた―。あさのあつこが贈る、生き抜くための青春小説。その後のプランナーたちの活躍を描いた、書き下ろし続篇「星空の下で」を特別収録。
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Posted by ブクログ
復讐を勧める大人もいるのは、私にとって大きな発見だった。
虐待やいじめ、性被害にパワハラなど、色んな被害に遭ってきた。
死ぬのはだめだと皆言う。
けれども、誰も解決策は提示してくれなかった。
そんな中、あさの氏は復讐という新しい手段をくれた。
被害に遭ってもなお生きる上で、この方法はとても大きい。
ノートに書いて、脳内でズタズタにするだけで、今日をやり過ごせる。
勿論、書いている間にフラッシュバックして、取り乱す時もある。
だけれど、やり過ごせる日もあるのだ。
彼女が与えてくれた生きる術。
そして、復讐ノートだけでなく、白ノートもセットというのがミソである。
復讐ノートだけでは、深沢くんのように、自分の黒い部分を目の当たりにして怖くなる人も多い。
そこで、この白ノートの出番だ。
これは、サラサラな部分を見つけられるというのは勿論、悪いことばかりでないという現実も客観視できる。
辛いことがあった時、人間は悪いことばかりに着目してしまうが、白ノートを読み返せば、そんなことばかりでないと視覚的に分かる。
そうすることで、今ある現実をより客観視できる。
上手いシステムを思いつくもんだ。
Posted by ブクログ
実際いじめにあったら冷静になるってきっとすごく難しいと思うけどなあ。
でもたしかに、自分の味方になってくれる章司や、先輩のように復讐計画を導いてくれる仲間がいたら違うのかも。
希望が持てる。