【感想・ネタバレ】鬼外カルテ（９） プリンス・マーメイドのレビュー

碧也ぴんく

夢を語り、自由奔放に生きた父が海に消えて八年。残された家族を守り肩をいからせて生きてきた風渚生の前に、金髪碧眼の美少年が現れた。なんと彼は海の王国の第七王子で、風渚生に求婚するために地上にやって来たのだと言う……!!海辺の町を舞台におくる「鬼外カルテ」シリーズ、第九弾!!

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鬼ソロカルテシリーズ　その９

ある日、「渚生（かない）」の前に海から突然あがってきたのはなんと人魚王子様！
小さい頃失踪した父と交わした「渚生との結婚」の約束を守るために上がってきたのだという。

しっかり物のるりちゃんが案外情熱的で萌えでした。

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　不思議な人魚姫譚です。
　タイトルどおり姫じゃなく王子ですが、それでも純粋で美しく、それでいて人の人を想うゆえの悲しい欲もありと、ほのぼのの中にもちくりと刺すものがある。
　個人的には大人びた少女･流遥ちゃんがお気に入り。　とてちゃんだなんて呼べないほどしっかりしていて、知識欲にあふれていて行動力もあり。それでいて好きな人の過ちを正し、説教して、それでも見捨てない気風のよさ!　ほんと彼女自身が言ったとおりいい女になること間違いなしのお嬢さんに萌え萌えでした!