【感想・ネタバレ】露西亜の時間旅行者 クラーク巴里探偵録2のレビュー

あらすじ

弟を喪った晴彦はパリに戻り、曲芸一座の名番頭・孝介の下で再び働き始めた。頭脳明晰だが無愛想な孝介を得意の料理で支えながら、贔屓筋から持ち込まれた難問題――皇帝が愛したルビーの呪い、時間を旅する予言者の謎、百合の冠と宝の地図――の解決に乗り出す。次第に心を開いていく孝介だったが、ある事件を契機に晴彦を遠ざけるようになり。

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Posted by ブクログ

曲芸一座"那須一座"の名番頭・孝介が探偵役、有能な補佐役・晴彦がワトソン役の短編ミステリーの第2巻。

この巻もすごく面白かった。
前巻で日本に戻った晴彦が、病弱だった弟を亡くし、パリに戻ってきたところから話が始まる。孝介の晴彦への信頼具合がよく出ている話ばかりだった。

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2024年08月27日

Posted by ブクログ

晴彦がパリに戻ってきた第2巻。
きらびやかな巴里で贔屓筋の困り事を解決していく有能番頭とその補佐のお話。

強烈な憧れと敬愛、尊敬を心の真ん中に置いて生きている人が多い印象。それはメイン二人だけでなく、困り事を解決していく中で関わってくる人達も同様。
時にはそれがよくない方向に進むこともあるけれど、美しい生き様だなと思います。

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2024年06月27日

Posted by ブクログ

二人の関係性を忘れてしまった。過去の出来事を覚えていたほうが面白かったかも。プラントハンターってそんな昔からあったのか。

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2022年04月04日

Posted by ブクログ

発売日に買いに行ったら見つからなくって、
店員さんが「さっきあたし販売したんです。だからもう一冊はあるはずなんですぅぅぅ」
二人で必死で探したけどやっぱり見つからなくって、すぐに支店から取り寄せてもらうという、手に入れるのに一手間かかった人気本!(以降、予約することにしました)

このシリーズは、他の作品と違うところがひとつあって。

たとえばお話って一つの円みたいに収束しますよね。
ぐるっとめぐって、円になって終わる。結末は動かない。しっかり読者に結果をしらしめる。
でも、巴里でのお話は完全には終わらない。神様の気まぐれで変わっちゃうかもしれない。流れから言うとこうなるはずだけど、(実際そうなんだけど)女性が刺されて終わるかもしれない。大地震が起こって皆が思う終わり方をしないかもしれない。世の中何が起こるかわかりませんものね。

解決の一歩手前で、(放って置いても流れはエンディングに向かうまでは描かれていますが)そうと匂わせるところで終わっています。疑い深い私はちゃんと解決するのかな、とハラハラ感が残ります。終わるんですけどね、後日談がちらっと他のお話で出たりしますからね、ただ自分が心配症なだけで。

長くなっちゃうのでココらへんで。
数少ない新刊おっかけてる作家さんなので、今後もどんどん本を出してほしいなって思ってます。

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2017年07月30日

Posted by ブクログ

前作で一度帰国した晴彦が三年半ぶりに那須一座へ復帰。パリでの孝介との活躍再び。
今回、晴彦がちょっと大人しいなぁ(影が薄いなぁ)と思いながら読んでました。(晴彦の世話を焼くのと、人に気に入られやすいキャラを生かしての必要な情報収集のためのツールみたいな使われ方……一方通行ぎみだしね)そこら辺をふまえてのこの連作(?)短編の4作目を読むと、ここへ至るための布石だったのかなぁとも思いつつ、ちょっと二人の関係を楽しみにしてたので物足りない部分も。
でも毎度のことながら、この時代の出来事などを上手に事件や物語に組み込んでくる手腕は流石です。(飛行機とか、ルビーの話の奴はレーヨンですかね)
オンブルと孝介の関係もまだ不明点があるので、このシリーズは続刊が出るのかな。楽しみにしてます。

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2017年07月11日

Posted by ブクログ

【収録作品】光と影/オスマンルビーの呪い/露西亜の時間旅行者/遙かなる姫君 
 ミステリ部分は弱いが、軽い読み物としてちょうどいい。

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2017年03月27日

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