あらすじ
工事に着手し、上棟式を終えた山下邸。順調に建築が進むと思っていた頃に迎えた2011年3月11日…。 暮らし、生き方への想いを深めつつこだわりの家造りは進んでいく── 様々な苦難を乗り越え数寄屋がついに完成!
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Posted by ブクログ
第3巻、建てる編が完結です。
読み終わって気づいた。そうそう、住んでみて編も連載されてるんだっけ?今後も楽しみですね!
なーんてまとめちゃわないで、感想を書かなくちゃですね。
この3巻のはじめのあたりの雑誌連載時にコミックスの日程が決まったんですね。
家の建築状況とコミックスの進行状況がダブルで楽しめてさらに読み応えが♪
いいっすね~。
そしてさらに「あの」3.11の様子も。
建築途中だったんですね…。
とにかくいろんな要素がからむからむで
濃ゆさが倍々ゲーム!
漫画家さんのセンスが「古ぼける」話とかけっこう衝撃。
たしかにビジュアルセンスがものをいうお仕事で
若手がガンガン出てくるとなると…★
年齢を重ねてもまだこの努力って
本当に頭が下がります。
家建てた話の裏側にはこれだけのドラマがあるんですねぇと
読者のクセにできあがったときの感激もひとしお。
大変面白く読ませていただいたので
住んでからのお話も気長に楽しみにお待ちします!
Posted by ブクログ
2巻と3巻を一気に読んだ。
節約生活を続ける内にその生活に喜びを見つける山下さん。私と山下さんの生活水準は多分ものすごく差があるけど、共感してしまう事が多い。
こういう節約の話って「私はこんなに節約してるの!すごいでしょ!」っていう貧乏自慢に感じる事もあるけど、全く押しつけがましい感じがしない。
読んでいて山下さんって謙虚なんだろうなと思った。スタッフの人たちからも愛されてる感じがする。
数寄屋が出来た辺りでは震災やら仕事やら借金やらでまいっていたんだろうなぁと思う。
編集長の「映画を100本見なきゃダメ」には心を動かされた。生きてる以上加齢には逆らえず、同じ事をしていてはどんどん古ぼけていく。これは漫画家だけではなく全ての人に共通する事だと思う。そして漫画家や創作をする仕事の人たちには「評価」「売れ行き」にもかかってくる死活問題である。
こんなに売れていても努力を続ける山下さんに感銘を受けた。自分は単なる一般会社員ではあるが、色々新しい事を意識的に取り込んでいかねばと思う。
色んな意味で勉強になった。