あらすじ
テラを思うが故のソニアの“裏切り”により、暗礁に乗り上げるテラ港湾整備事業。土壇場に飛び出したノエルの一言がコータの窮地を救うが、依然状況は最悪のまま――。
テラ再興への道筋は、フレイム王国宰相ロッテの協力が不可欠に。
説得材料を集めるために奔走するコータだったが、無理が過ぎて倒れてしまう。
そして、パルセナで強制的に休暇を取らされる羽目に。パルセナで巻き起こるソニアの誘拐騒動、エミリの誘惑――片時の息抜きが浩太へ逆転のひらめきを与える!
「利の天秤が揺れているのならば……その天秤ごと壊せば良いと思いませんか?」
逆転に次ぐ逆転、最後に利を得るのは、テラか、フレイムか、ソルバニアか――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ライトノベルは4巻がシリーズの方向性を決める肝なんだろうか。同じオーバーラップ文庫の「異世界迷宮の~」シリーズは4巻も変わらない面白さを見せたし、同じなろう系である「最近のゲームは~」シリーズは4巻で底を見せた。本シリーズはどうなるのか。
3巻のソルバニア商人とソニアの裏切りが衝撃的だったからか、今巻のコータ策にそれほどの凄さを見出せなかった。どこかの宰相が言っていたように、身を切る捨て身の策だよなぁ。はじめのノエルの大活躍は面白かったけど、結局はったりだったし。
あとソニアが10歳の子供として扱われなさすぎ。思い出したように子供だ王女だ言われるけれど、文章全体からはエリカと対等の精神年齢に見える。イラストもマイナス。全般的にロリっぽいので、エリカもソニアも同じ年齢に見える。
5巻は買うか迷うところ。評判を見て決めるかな。