あらすじ
オリジナル生地から服を作り上げる独自のファッションブランド「ミナ ペルホネン」。温かな手触りと空気感に満ちたコレクションからは、どこか懐かしい心象風景が立ち上がってくる。魚市場で働いていたデザイナーの皆川明さんの若き日々から、駅伝のようなチームワークの現場まで、膨大な手間暇をかけた唯一無二の服作り、クリエイションの源を静かに語った。まさに、ファン垂涎の宝物のような一冊!
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Posted by ブクログ
ミナ、ミナペルホネンというブランドは初めて知りました。表紙を見た感じ、かわいー!と思う一方で、自分には合わないかも?でも憧れる、そんなイメージです。
仕事の選び方、仕事の仕方。一緒に働けたらいいなと思える素敵な方でした。一方で、自分はそんな高尚な(多分そんなこと求められてないけど)人間じゃないから難しいよな、とも。いわゆる「ミナらしさ」「世界観」がカチッとしていて、ブランドを作るってそういうことなんだろうな、と思いました。
そして、皆川さんが大切にされているのは、ミナが続いていくこと。初めから、自分は初代デザイナー、どこかで幕を引く、と考えていることが印象的でした。「自分のブランド」ではなく、「みんなのブランド」。
Tシャツだったら買えるだろうか。ホームページを眺めて、ファブリック名を見るだけでも楽しそう。人生に一着だけでも、長く着られる服が欲しいなと感じました。