【感想・ネタバレ】ねえ、委員長のレビュー

あらすじ

学級委員長のわたしは、貧血の時に助けてもらったことから、落ちこぼれの鹿山くんと親しくなる。読書が苦手だと言う彼に、わたしはある小説を薦め、それは彼の思わぬ才能を開花させるきっかけとなった。だが周囲の反対で、二人は会えなくなってしまい……。実らなかった初恋が時空を超えて今の自分に届く。表題作ほか二作を収めた傑作恋愛小説集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

Your song
泉川
陸上部。

村井祐希
転入生。変な男の子。

吉川絵里
よそのクラス。サッカー部のマネージャー。


泥棒の娘
ぼく
父親の都合で、十四の春に人口二万ほどの小さな町の中学校に転入。

彼女
隣のクラス。一年のときに北のほうから転入してきた。


ねえ、委員長
鹿山宏樹
通学路の途中の道端に座り込んでいた繭子を助けた。

森永繭子
光に弱い。春の季節に貧血の発作を起こす。学級委員長。図書委員と兼任。

ゆきな
鹿山の父が行く飲み屋の店のオーナーの娘。繭子のひとつ年下。

加藤
繭子の中学時代の文芸部の先輩。地元の国立大学に通っている。

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2023年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コロナ禍で知人に貸してもらった本シリーズ。
またまた、名前は知ってるけど読んでいなかった市川拓司さん、初読です。


息苦しさを感じながら、どうにか周りと折り合いをつけている主人公。
逆に、どうにも折り合いをつけられずに問題児扱いされても、自分をまげず、誰にもない特別な魅力を持つ同級生。
ふたりが出会い、互いに新しい世界を知り、淡く深く刻まれた恋を描く、中短編集。


主人公が中高生だからなのか、恋愛小説というより青春小説として、とても爽やかに楽しめた。
三編とも、自分の行きたいところへ行けるくらい大人になった主人公の、彼(もしくは彼女)への強い思いが描かれていて、これからのふたりの物語への予感が良かった。

が、またしても『初恋が時空を終えて』という惹句には、ちょっと大げさじゃ…と思ってしまった。
素直にさりげなく、中身に合った紹介にしておいて欲しい。
恋愛小説で有名になった作家の作品に、また恋愛を求める読者を呼び込みたいのはわかるけれど、私のような恋愛に弱い読者は、この作家さんを一生読まなかったかも。

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2020年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うーんまぁまぁかな

不器用だったりなんだりでうまく生きれていないひとたちに惚れる話

短編3つだけどどれも似たようなテイスト

雰囲気重視
すきなひとはすき
わたしはふつうかな

感受性が強いかんじ?

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2016年02月06日

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