あらすじ
見た者全てを思い通りに操る力を持つ男と、唯一操られない男。二人の運命が交差したとき、生死を分ける壮絶な事件が起こる──。主演・藤原竜也、山田孝之で映画化の傑作サスペンス。
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Posted by ブクログ
藤原竜也が出演する映画の原作というミーハーな理由だけで読み始めたけど予想以上に面白かった!
これはどっちの役を藤原竜也がやっても山田孝之がやってもハマる気がする。最後まで明かされない名前がやきもきするけど、その終わり方もまた好きです。
Posted by ブクログ
【同族嫌悪、同族愛】
恋愛でついたキズは、恋愛が癒す。
であれば、同じようなことが
暴力にもあてはまるのではないか。
本作は、とにかく終わり方がスマートでいい。
ラストまでは大きな動きというか心が上下する
ことは少ないのだが、それもラストの感動を
大きくしている。
人を操る能力VS操られない能力
なぜ人を操れるようになったのか。
なぜ悪用するに至ったのか。
操られない能力はなぜ身についたのか。
その用途は?使い道は?
両者の心の機微を繊細に、細く長く紡ぐ。
そんな物語。
なにかに沸々と、取り留めもない怒りや
哀しみを感じたときに、もっかい読み直す
ことになるんだろうな…
そう思わせてくれるそんな本。
手に取ってよかった。