【感想・ネタバレ】どさんこ大将(下)のレビュー

あらすじ

どさんこ大将こと山丸常義。北海道の原野でツルハシ一丁で身を起こした怪男児。女をめぐるヤクザとのトラブル、一番橇での8人斬り、ダム工事現場での出入り、すさまじい闘いにみちた人生を歩み、道路、ダム、発電所、港湾など北海道各地の大工事を成し遂げる。男の中の男の半生を謳う一大叙事詩!

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Posted by ブクログ

半村良『どさんこ大将 下』集英社文庫。

戦中から戦後の北海道を舞台に快男児・山丸常義の成長と活躍を描いた熱血冒険小説の下巻。なかなか面白い。最近はこのような骨太の小説に巡り会う機会が減ったことを痛感した。

下巻では常義の青年期が描かれる。土方の石田組の小頭となった常義は痛快無比の活躍を見せ、やがて山丸組を立ち上げる…

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2017年12月05日

Posted by ブクログ

詳細は上巻のレビューに記載。
下巻は主人公の青年期からクライマックスへ。腕っ節の強くて単純で優しい主人公と粗っぽい仲間やタチの悪い連中との闘争を描く。
師匠の噺はいつもあったかくてしんみりする。
実はこの作品が週刊プレイボーイに連載されていた時から注目していたが「石の血脈」「妖星伝」の著者がよりによってどさんこ大将…内容も富島健夫氏のような文体で、まだ師匠の心意気に慣れてなかった頃だったので、なかば軽蔑したりもした経緯もあり集英社で単行本が上梓された時も無視したがその後冷静になり集英社文庫版を購入した。

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2016年08月28日

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