あらすじ
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仮説検証の繰り返し、成功事例の積み重ねが大きな成果につながる。1万件を超える「行動観察」で鍛え上げられた方法論の考え方と手順を、ウェブコンサルティングのトップ企業が徹底解説。大手ウェブ活用先進企業の担当者インタビューも収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ビジネス関連の、特にインターネット時代の本としては少し古い本ですが、いまでも十分使える内容です。
インターネット環境の変化などは最新の情報を別途入手する必要はありますが、本書の核心は「ユーザ中心」というタイトルにも表れている通りユーザ心理をベースとしたビジネス戦略の構築並びにそれを前提としたWebサイト構築のプロセスの解説です。
Webサイト作成の方法を解説した本というのはごまんとあるようでいて、単に技術面でのステップ解説の本が大半で、ビジネス面も含めて思考の進め方を解説している本には実はなかなか出会えないように感じています。本書はその解説が非常に丁寧。丁寧すぎてやや冗長な部分があるというか、読み進めることに苦を感じる人もいるような気はしますが、個人的にはこれまで読んだ多くの類書の中ではむしろ実用性が高いように感じた。
特に昨今はノンプログラミングで開発が進められる便利なサービスや設計プロセスを簡便にするようなものもどんどんと出てきているし、中小企業・団体なんかでは本書で紹介されているような各段階でユーザテストを行うような開発プロセスはコスト的・時間的に採り得ない場合がほとんどだと思う。
ただ、そうした場合であっても簡易に進めることで省略されているのはどのプロセスであるのか、そして省略することで見落とされる可能性のあるのはどのようなユーザ心理なのかを意識しながら臨めると、できあがるWebサイトやビジネスの様子は大きく変わるだろうと思う。
簡易なユーザテスト手法もいくつも紹介されていて、それらの中には小規模プロジェクトにおいても取り入れやすいものもあるので参考になるのではないかと思う。
Posted by ブクログ
マーケティングに関わる身としてUX・人間中心設計に興味があり手に取る。目立って新しい考え方があるわけではないが、基本的なことがわかりやすく書かれていてWEBディレクターの初心者本として的している気がする。
サイト単体でどうやると効果が出るのかということではなく、事業戦略から落とし込んで全体との統制をとってサイトを設計すると言う考え方をする本なので信頼できた。
Posted by ブクログ
ユーザインタビュー(行動観察)の重要性が説かれている
また、仮説検証的にすすめることの重要さも強調されている。
事例も含め、それぞれ納得させる説明がある。
整理されて分かりやすく、実践的に書いてある。
Posted by ブクログ
ウェブサイトの構築、活用にあたり、ユーザビリティを軸に解説した本。
企画から作成までの流れについて、ユーザー観察調査の調査設計や実施方法を含めてかなり詳細に書かれているので、非常に参考になります。
半面、読めば読むほど独力で行うことの困難さを実感するかもしれませんが(^^;;
とりあえずウェブサイトを作っているというような運用をしている会社ではぜひ一度読んでみることをオススメします。
Posted by ブクログ
ユーザ行動を実際にみて、前略を考えたサイトを作るのがよいという話。同じような話が多かったので、ちょっと読みずらかったです。ただ書いてあることは複雑なものではなかったので理解しやすかったです。
・変化する人の行動やニーズを分析して、ウェブビジネスにつなげる。ウェブの場合、見えないユーザを相手にするため、理解するためには反応を見るのがよい。
・口コミなど企業発信の時代から個人有利の時代へなったため、ユーザ思考が重要。
・ソニー損保はお客様の声を公開し徹底した情報公開による信頼性獲得につとめている。
・ユーザ思考にはターゲットの明確化が重要。
・ユーザビリティテストを通じて実際の反応を見ると、改善点や想定していた通りに動けてないという課題がみえてくる。
・ユーザのニーズは潜在的なものが多いので直接聞くのではなく分析・調査する。間違えは正当化する防衛本能が働く。
・分析は高速でPDCAを回すのがよく、仮説を立てその指標分析を繰り返していく。