あらすじ
反権力主義の罠にはまったまま、この変化とグローバルの時代に立ち後れ、衰退していくのか?
権力亡者の戦略にはまり、組織もろとも破滅の道をたどるのか?
組織を率いて正しい意思決定を行い、実行し、結果を出していくために、
リーダーもフォロワーもすべてが知っておくべき「権力」の科学。
前グーグル日本法人名誉会長 村上憲郎氏絶賛!
「今の日本企業とリーダーに最も欠けているものを見事に指摘してくれた」
(以下、目次より)
第一章 内なる敵を知る 独裁力を阻むイデオロギー
第二章 権力基盤を構築する
第三章 動員力を高める
第四章 権力ゲームで失敗しないための裏ワザ
第五章 日本企業の生き残り策
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
独裁力というと少しネガティブなイメージをもちますが、何かを成すためには 権力も必要であり、それを適切に作り上げるためには権力エンジニアリングが必要。
そして、独裁力こそがそのための道具であると説く本。
改めて自らの組織をこの視点で観ると色々な気づきがありました。
Posted by ブクログ
独裁力 ビジネスパーソンのための権力学入門。木谷哲夫先生の著書。権力や独裁力がなければ組織の中で本当に自分が目指すべきことを実現することは難しい。権力や独裁力という言葉はどことなく乱暴な負のイメージがあるけれど、権力や独裁力に対して正面から向き合うことでしか得られないものもある。仕事に関係なくても、家庭も学校のクラスも部活動やサークル活動もある種の組織だから、同じような考え方が応用できると思う。
Posted by ブクログ
電車の中で一気に読めるほど
読みやすい。独裁ってイメージで
避けると損する内容だ。
内容は、政治学の権力論だが、
基本編もしくは入門書として
最適だった。
できれば、会社の人には
読んでほしくないな。
Posted by ブクログ
環境変化が激しく適応していくために、ラディカルな決断をたくさんしていかなければいけない時代。それができないと、ライバル社を凌駕する事は難しい。
組織としてスピーディーに重要な決断をしていくためには、独裁力が必要であるという話。確かにそういう一面はある。権力基盤を構築し独裁力を発揮していくためにどういう考え方を持ち行動すべきか勉強になる1冊。
Posted by ブクログ
あまりないタイプの本。
権力や独裁の重要性、また権力闘争でやるべき行いが書かれている。
すぐに適用できる事でない内容も多いが、やりたいこと、またトップを狙うなら考えておくべきことが書かれている。
Posted by ブクログ
独裁力は組織を動かす力。
権力基盤を強化することと動員力を高めることからなる。
グループは3つでコア支持層、コア予備軍、一般メンバー。
コア支持層が一番強い味方だが、そこは裏切りの可能性があるので、不安定な状況に置く必要がある。またできるだけ小さい方が良い。第2層は代わりはいくらでもいるという状況の人たちでここが多いと良い。そして、コア支持層にはきちんと報いる。
マクレガーの「企業の人間的側面」にあるが、X理論のしっかりした管理が重要。(人はほっておくと怠けるという視点から)
Posted by ブクログ
権力リテラシーの必要性。
キャプティブの罠。
X理論+Y理論=Z理論。
ゲバラ、イスラエルの話、民主独裁型起業は良い。
稲森さんが腹を割って差別を解体化したか記述されている。
孫子の平方は最早通用しない。
鞭と飴をコアメンバー内で使用。
クリティカルな時には、現場の人間を抱き込む。
殺生与奪の権利、希少な資源の分配の権利を持つ事。
沈黙は金。第三者気取りは情報が入らない。
aigのceoは37年しがみついた。
二次大戦は、日本の非決定の積み重ねが、悲劇を生んだ。
権力の行使の為、社外取り締まり役が必須。
中国はまだ後進国なのでプライベートエクイティが効かない。
権力エンジニアリングの必要性。
基本は、「政治思想史」と「ミクロ経済学」。
マキャベリ「政治に道徳は関係ない。」
Posted by ブクログ
会社員で中堅になったら読む本。
※強い組織は変化に対応できる組織。
→慣性力を打ち破るには個の独裁力(権力エンジニアリング)が必要。ダイナミズムを生み出すのは独裁力。
※リーダー力→コンセプト力(構想力)+独裁力(組織を動かす力)
※強みを活かすのは手段、勝つための手段。
※権力を使う為のステップ
→①権力基盤を高める(位置エネルギー)
→②動員力を高める
※権力エンジニアリング
→例)パナソニックの津賀社長、キューバのカストロ、ジンバブエのムガベ大統領
※権力を握るならコアを小さくしなければいけないが戦いにおいてはコアを大きくしなければいけない。