【感想・ネタバレ】エンダーズ・シャドウ(下)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

『エンダ―のゲーム』をビーンの視点から描いた姉妹編。本編では描かれなかったビーンの生い立ちや葛藤が描かれている。以下、備忘。
・エンダ―の宿敵はピーター、ビーンの宿敵はアシル(ロッテルダムでビーンがポークに殺せと命じたがポークの温情で生き長らえ、後でポークを殺す足の悪い少年。)
・ビーンの頭脳はエンダ―以上。天才のインフレ化傾向が止まらない。
・リーダーシップの取り方やカリスマ性が及ばないため、ビーンはリーダーにはなれない。
・エンダ―がリーダー論だとしたら、ビーンは参謀論?リーダーの理解者論?
・エンダ―が本編以上に神格化されすぎているのが気になる。本編の位置づけと違うような…
・上巻までは冷徹だったのに、衣食足りて甘め思考になるビーン。最後には家庭が見つかってよかったね。
・ティーンの少年たちが中心なのに(そして上品とは言えないののしりあいも多いのに)性的な言及は極端に少ない。
・ビーンもエンダ―と同様、みんなから好かれていない状況がスタート地点でそこから信頼を勝ち得ていく。
・二人とも、別格扱いで基本的に孤独。数少ないエンダ―の支えは姉ヴァレンタイン、ビーンはニコライ?エンダ―とビーンは相互に信頼があるが、心の支えとまでは言えないように感じられた。
・タロ・モモエって桃太郎だよね?イトゥって伊藤だよね?
著者がモルモン教徒と後で知った。道理で尼僧やら神学的な隠喩やらが多いわけだ。

0
2018年07月24日

「SF・ファンタジー」ランキング