あらすじ
「プロフェッショナル」とは、高度な知識と技術によってクライアントの依頼を適えるインディペンデントな職業だ。業態はさまざまであっても、求められるのはたゆまぬ研鑽によって培われる技量であり、最高の結果を追求するこだわりである。ますます複雑化・高度化するビジネス分野において、その仕事はさらに重要性を増している。今こそプロフェッショナルのあるべき姿のとらえなおしが必要だ。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
プロフェッショナルと呼ばれる士業やコンサルタントに求められるものが何か改めて理解できた。
高度な人格を有している必要があるが、述べられている通り、経済主義となっている日本においては、本当のプロは醸成されにくいのだと感じた。
Posted by ブクログ
【再録~以前にmixiに投稿したものです~】
激烈なプロフェッショナルな仕事ぶり(氏の場合経営コンサルティング)を知らしめされました。
プロフェッショナルの掟の一つとして「社会に貢献し公益に寄与する」(P18)があり、印象的でした。
私たちサラリーマンは間接的に社会に貢献していますが、一方で社会利益(もしくはお得意先利益)と会社利益が相反することが往々にしてあります。その中で、いつも迷いながら仕事をしていることが多いです。否、それが殆どと言ってよいです。
氏ほどのプロフェッショナルでない私たちですが、社会の一員である以上、社会利益への貢献は至って普通のことです。そうすることで互いに支えあって社会は成立している訳です。マンモスを追っかけていた時代から変わることのない事実でもあります。
仕事の上で判断の迷う時は、まずこれを思い出してみます。
この繰り返しが、少しづつぶれない判断軸を培っていくように思います。
更に、貢献するためには高度な専門知識や技術を要します。
故に、自分の職能を深堀して専門性の向上に努めるのは必須です。
それは何も特別なことではなく、日々の仕事を積極的に、そして粛々と取り組んでいくことですね。
今の職場に来て、今の仕事をやり始めてもうすぐ10年になります。
まだまだ専門性の深堀は浅く、公益重視を意識した仕事ぶりではありませんが、来年40歳にを迎えるにあたり、そのような仕事の進め方にチャレンジしたいと思います。